こんにちは、マネートレーナーの寺島です。
最近、世間でも「金融教育」「金融リテラシー」「投資教育」という言葉をよく聞くようになってきましたね。
それらのニュースや話題を聞くたびに、僕がもう10年近く前から細々と主張し続けてきたことにやっと世間が気づきだしたなぁ と密かに自らの先見の明にほくそ笑んでいるところです。(笑)
15年ほど前、僕は株式投資を始めたことをきっかけに経済や資本主義を学び、そこから経済を形作るビジネスを学び、更にはビジネスを行う「人間」そのものについて学びました。その結果、いかにこの分野の知識やリテラシーが我々一般人に必要か?ということを知りました。
分かりやすく言うと、私達一般人がいかにハードモードで人生ゲームをしているのか?ということに気づいたのです。
私達は、この世界のルールを知らず、目の前に掘られている落とし穴にも気づかず、最終目的すら知らない状態で自分の人生ゲームをしています。
そして僕は、最低限ルールを知り、ゲームの目的を知り自分の置かれている状況や居場所を知ればそのゲームの難易度が変わることも知りました。
そんなことに気づいた当時の僕は、自分の周囲の人に良かれと思い啓蒙し始めます。
しかし、当時「投資なんて危険なギャンブルだ!」「楽して金儲けしたいのか?」「お前の言っていることはよく分からないし危険だと思う」「保険が要らないなんて無責任だろ!」等々、話をした友人からまるで僕が詐欺やネズミ講の勧誘をしているかのような反応をもらい、散々自分自身の評判を落とす結果になってしまったのです。
そのような経験をしてから僕は、「聞く姿勢のない人に下手に話をすると逆効果だ・・・」「お金の話は基本的に世の中ではタブーらしい」ということを今更ながらに痛感し、その後聞く姿勢のある人に限定して話をし、闇雲に友人に話をすることをやめました。
このような僕の苦い経験を思うと、世間で「投資教育」や「金融教育」という言葉が見られるようになったということには万感の思いがあります。
真のマネーリテラシーとは?
しかしながら、最近の「金融教育」や「投資教育」のニュース記事などを見て少しがっかりすることもあります。
それらの記事を読むと、NISAやiDeCoなどの制度説明や「インデックス」や「投資信託」「分散投資」などの単語の説明など極めて浅い枝葉の知識や本質的に間違った論理がさも重要な知識であるかのように書かれているのです。
僕の理解では、金融リテラシーとはNISAやiDeCoなどの制度を理解することではありませんし、家計簿をつけること、キャッシュレス決済を使いこなすことなんかではないのです。
また、投資教育も国際分散投資や各アセットの違いなどをただ知識として知ることではありませんし、それっぽくマクロ経済の動向を予測することなんかでもありません。
どれも本質からズレている・・・
世間で「金融教育」や「投資教育」などに注目が集まることは良いことですが、そのニーズにまともに応えるコンテンツが全くなっていないと感じます。
人生をイージーモードに
僕は「人生をイージーモードにするために皆お金の知識を身につけた方が良い」と考えています。
さっき書いたように、お金のことを知らないが故に知らないうちに人生がハードモードになっている人は沢山いて、それに自分自身が気付いていないというのが大きな問題だと思っています。
そして、一定の人が「なんか自分の人生がハードモードな気がする・・・」と気づき始めているのが今の時代でしょう。
しかしながら、今世間に出回っている「金融教育」「投資教育」的なコンテンツは内容が浅すぎて、あなたの人生をハードモードからイージーモードに変えるほどのインパクトは期待できません。
どれくらい浅いか?というと、プールと海くらい違います。
これをどげんかせんといかん。
まとめ
ということで、まだまだ世間の「金融教育」「投資教育」などのコンテンツは物足りないのでもっと頑張れ!というのが僕の想い。
金融関連においての浅くてズレた知識は逆効果になる場合も多く、その点非常に危惧しています。(テクニカルとファンダメンタル投資の混同、投資と投機、バリューやグロースの定義等々)
更に言えば、金融教育、投資教育は「自分自身についての理解」という点が非常に大きなウェイトを占めていて、そこに言及されていない教育は危険でもあります。(この点は話すと長くなるのでまたの機会に)
僕自身も継続して啓蒙、発信していきますが、キャパの問題もあり伝えられる人数には限界があるので、最近は似たような想いだけど知識や経験が足りないと考えている人には自分の知識や経験を伝えようとも考えています。
そして、お金の勉強は沢山お金を儲けるためというより、お金の縛りから自由になるため(イージーモードになるため)という僕の考えを広げていきたいと思っています。
以上、
あなたの人生をハードモードからイージーモードにする金融リテラシーについてでした。
興味がある人は、まずは記事下のe-bookをダウンロードしてみてください。
それではまた