投資相談でFP(ファイナンシャルプランナー)利用は効果的なのか?IFAや証券マンと比較してどう?信頼できる?

こんにちは、寺島です。

先日、「ネット証券の口座開設が急増している」という日経の記事が出ていました。

 

内容は、今回のコロナ暴落を契機に投資を始めた人が多いという内容です。

15年を超える僕の投資経験の中でも異常な時期である今、このタイミングで投資を始めるという選択は中々素晴らしいというか、日本も変わってきたなあと感慨深いものが込み上げてくるのですが、そんな感慨と同時に今のような時期に初心者が株式市場へ参入することは長い目で見て危険もあるなぁと僕は思うのです。

 

詳細な”危険”である理由はここでは割愛しますが、端的にいうと今は「上にも下にも行き過ぎる異常な環境」なのでこの環境を通して得られる経験値やパフォーマンス自体も通常ではなく異常であるという一点に尽きます。

 

上手く良い経験に出来れば腰の据わった素晴らしい投資家になるでしょうし、短期的にお金は儲かっても悪い経験になってしまえばチャラい雰囲気レバレッジ投機家となることでしょう。

マーケットだけ見れば3月の底から今はV字で株価は回復しています。仮に3月に口座開設をしてすぐに株を買っていれば特に何も知識がなくても今下手したら2倍とかになっているかもしれない。こんな経験をビギナーがしたら株式投資自体をナメることになるでしょう。「放っておいて寝ていればお金が勝手に増える」と勘違いする。しかも、ここ2ヶ月程度の短期でそんなパフォーマンスを上げればこれまた勘違いして、投資とはそんなペースでお金が増えるものだと思ってしまう・・・

 

これまで多くの投資家が退場していくのを目にしてきた僕の個人的な経験からも言えますが、株式投資とはつくづく隠れた罠が至る所にあるなぁと思うのです。(特に入り口に)

さて、前置きが長くなりました。

今回は、そんな投資初心者達がもし誰か専門家に頼ろうと思った時に一体どの専門家なら信頼できるのか?というお話です。

 

世間の「お金の専門家」という定義があやふや

まずは、「お金の専門家」や「投資の専門家」というモノを定義したいと思います。

僕が見る限り、結構これらの肩書きはぼんやりと世間では使われていて多くの場合ただ単に職業に付随した肩書となっています。いわく「FPはお金の専門家です」とか「餅は餅屋。投資は投資の専門家の証券マンへ」等々。

 

しかしながら、実態は別にFPや証券マンだからといって皆が皆お金の専門家でも投資の専門家でもないわけです。家電量販店の店員さんが家電全てに詳しくて彼ら全員が、あなたにピッタリのテレビや洗濯機を選んでくれるわけではないですよね?

「家電」と同じで「お金」や「投資」もとても広い範囲を指す言葉です。

そして、当然ですが店員それぞれ得意、不得意があります。携帯売り場の店員さんと冷蔵庫売り場の店員さんでは専門が違うのと同じ。

 

はい、ということで話を進めるためにざっくり定義しちゃいましょう。

 

- 「お金の専門家」→会計的な視点を基本としてお金全般を総合的、横断的に見れる知識を持つ人。特定の金融商品セールスを目的としない最適化コンサルの能力を持つ

- 「投資の専門家」→その人自身が投資家である。また、一つの投資領域のみに詳しいだけでなく幅広い知見を持ち、顧客それぞれの置かれた状況と投資目的に合わせて中立的に相談に乗れる

 

これが僕の定義する「お金の専門家」「投資の専門家」の定義です。

それでは、上記の定義を前提に「専門家への投資相談ってどうよ?」ということを検討していきましょう。

 

FPの中に真の投資家はほとんどいない

はい、まずFP(ファイナンシャルプランナー)ですが、FPの中に経験豊富な投資家はほぼ皆無であるという事実を指摘しておきたいと思います。

 

仕事柄FPの集まりに顔を出す機会があるのですが、本当に「投資」に強い人は少ない印象です。また、自らリスクを取り、自分で考えて投資を行っている人に絞れば更に少ないです。(ここには思考停止でインデックス積立をやっている程度の人は含みません)

FPのお金の知識レベル、投資のレベルについては以下の記事も参考にして下さい。

 

 

これらのことから言えることは、普通は相当運が良くないと「投資の専門家のFP」には出会えないということが言えると思います。その確率、恐らく5%程度くらい?が個人的な体感です。

ネットでちょっと調べて問い合わせをするとしたら、運ゲーになるでしょう。

 

投資のアドバイスは、一般論に終始する可能性が高い

もし、運悪く「投資の専門家」ではないFPに投資の相談をしに行った場合どんなアドバイスをされるか?というと、インデックス投資やリスク分散、積立投資などの表面的な一般論に終始する可能性が高いでしょう。

正直に、「自分は投資に詳しくありません。すみません」と言えるFPは少ないと思います。

 

勿論、上記の投資の一般論だけでも教えてくれる価値がある場合はあると思いますが、実際に投資を行っていく中でそのアドバイザーが的確なことを言えるか?というとそれは絶対にないでしょう。

例えば、今回のコロナショックなどの渦中で自ら投資を行っていないFPはしっかりしたことは言えないと思います。また、その言葉達に実感もないでしょう。自分自身のお金をリスクに晒した経験のない人が直近で資産が半分になっている人へ「そのうち戻りますよ」と言ったとしても白々しく聞こえるはず。

投資は実際に経験して初めて分かることがありますし、長年の投資経験の中で色々なマーケット状況を通して説得力を持つことが言えるようになります。同じ「リスク分散」や「インデックス投資」について語らせても説得力がまるで違うのです。

一般論を語ることが悪いのではなく、そこで実感と生々しい経験を通したリアルな言葉で語れるか?がどの分野でも専門家としては重要なのです。

 

IFAや証券マンの実態

それでは、証券マンや昨今話題にもなっているIFAはどうでしょうか?

彼らは、「お金の専門家」であったり「投資の専門家」なのでしょうか?

結論から言えば、彼らもFPと同様でほとんど「お金」や「投資」の専門家ではありません。

驚かれるかもしれませんが、証券会社のセールスマンやIFA達もこれまでの人生で自分自身で考えて自らのお金をリスクに晒した経験はほとんどないのです。

 

投資を自らやったこともないのに、お客さんへ投信や株式を勧めているのが彼らの実態。

「リアルな投資経験がない」、この一点だけで彼らは「投資の専門家」ではないと言えるでしょう。

 

はい

ここで疑問を持った人もいるかもしれませんね。

「では、FPと証券セールスとIFAはなんの専門家なのだ?」と

 

お察しの通り、彼らのほとんどは特になんの専門家でもありません。

あえて言えば、保険や投信などの何か”金融商品セールス”の専門家と言えます。

彼らは基本売る人です。この記事で定義した専門家であることは95%ありません(5%くらいは本物の専門家がいます)

 

信頼できるか見分ける基準は自分で投資を実際にやっているか?

最後に、目の前のFPやIFAなどが投資の相談相手として信頼できるか?を見極める判断基準を軽く書いておきますので、参考にして下さい。

 

  • 投資を自らやっているか?
  • 金融商品のセールスがメインの収益源か?

 

この二つの質問を相手にすることである程度見極められるでしょう。

もちろん、信頼できる投資の相談相手は前者はYESで、後者はNOの相手です。

この二つの質問をクリア出来た相手であれば、プロフェッショナルであなたにとって有益な投資のアドバイスをしてくれる可能性が高いと思われます。

 

 

以上、

投資相談でFP(ファイナンシャルプランナー)利用は効果的なのか?IFAや証券マンと比較してどうなのか?信頼できるか?という記事でした。

専門家へ投資の相談をしたい人は恐らく今後右肩上がりで増えていくと思いますが、受け皿としての専門家がほとんどいないというのが現状です。

しかも、この記事で書いたように一見専門家っぽい人もほとんどが実は違うというのが実態。

このような現状ですので、個人的には自分自身で投資・資産運用の勉強をしてしっかりとした投資経験を積むことが手っ取り早く、もっとも成功しやすいやり方だと思っています。

 

それでは、また

 

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