お久しぶりです。

寺島です

ご存知の通り、最近こちらのブログも全く更新しておらず、リアルであまり接点のない人にとっては、果たして寺島は生きているのか?死んでいるのか?コロナになったのか?ワクチンで5Gに繋がったのか?と心配しておられたことと思います。

 

安心して下さい。元気に生きておりますよ!

(存在すら忘れていた人はたまに思い出してもらえると幸いです。あなたの貴重な人生ストーリーに少しお邪魔したメガネのことを・・)

 

さて、今回なぜ突然更新をしたのか?というと、実は、”自慢”したかったからです。

”自慢”・・・考えてみればこれほど人間にとって根源的な欲求はないのではないでしょうか?

今、4歳になるうちの息子もことあるごとに「見て見て!」と私に話しかけてきます。

今回、わざわざ”自慢”したいがための記事を書きながら、人間の根源にある欲求は”自慢”することだ、と齢40を目前に前頭葉が退化しかけているおじさんは改めて思うのです。

 

前置きが長くなりました。

具体的には冒頭の動画をご覧ください。

そう、私、寺島はカリーばりの「ドリブルからディーブスリーを決める」ことが出来るようになりました!(1回目はファンブルしたので2回やりました。)

 

Contents

「思い込み」「常識」 というメンタルブロック

さて、この動画の何が”自慢”なのか?

バスケを知らない人はもちろん、バスケ経験者でもイマイチよく分からない人も多いことでしょう。

 

だから、これからくどくどと説明したいと思います。(笑)

端的に言えば、私がメンタルブロックを外して、それまで出来なかったことが出来る様になった!という自慢の動画になります。

しかし、諸々経緯を説明しなければ本当の意味で何を私が努力したのか?どのようなメンタルブロックにハマっていたのか?が分からないと思いますので、それをご説明したいと思います。

 

「10秒の壁」

まずは、メンタルブロックのよくある事例について。

 

ご存知かと思いますが、陸上の100m走において日本人は長らく10秒を切れませんでした。

どんなに能力があると思われる選手が出てきても越えられなかった・・・

あと少しなのに、その100分の1秒が遠い・・・

 

そこにはまるで見えない壁が大きく立ちはだかっているような錯覚に陥るほど、厚い壁が9秒台という記録にはありました。

しかし、2017年に桐生祥秀が初めて10秒を切った後、そこにはもう壁なんてなかったかのように今年の時点で桐生祥秀の他に3人9秒を出しているのです。

他にも、様々な分野でこれまで誰も到達できなかった記録に一度誰かが到達すると、その後はポコポコ記録達成者が現れるという現象が起こっています。

 

この現象の多くの部分に「思い込み」「メンタルブロック」が関わっていると言われます。

多くの人が「無理だ」と無意識のうちに思っている。だから結果が出ない。

そのメンタルブロックを外せた人が、初めてその壁を破ることが出来るという理屈です。

 

そして、誰かが達成後は、モデルとなる人が勝手に他者の意識の壁を広げてくれて、他の人も達成可能になる。

事実、この「10秒の壁」の様に、”それまで不可能だと思われていたこと”や”常識からは考えもしないこと”に誰かが挑戦し、それが達成されると多くの人が続いて出来る様になる事例は枚挙にいとまがありません。

そう、私のこの動画もある選手によってバスケットボールの世界における常識が変えられたことによって私のメンタルブロックが外れ、それまで出来なかったことが出来る様になった実証動画なのです。

 

「ライン」という意識のハードル

これを読んでいるあなたはバスケットボールをしたことがあるでしょうか?

 

仮になくても、「フリースローライン」や「3ポイントライン」については知っていると思います。

また、人間の特性としてそこに「線」が引かれていると、無意識的に「線」を意識してしまうということも想像出来ることでしょう。

 

更に、バスケを実際にやったことがある人には、3ポイントラインの外と一歩内側では全くシュートの届く感覚が違うという経験があると思います。

距離にして約30センチ。

たったそれだけの違いなのに、急に届かなくなる感覚、急にシュートが窮屈になる感覚、精度がガタ落ちになる感覚、これらを感じたことがある人は多いはず。

 

そして、そのラインの感覚を持っていると、「3ポイントラインの外は遠い・・・すなわち、シュートが届かないor精度が悪くてほとんど入らない」と意識の中に刷り込まれてしまう。

私自身も実はそうでした。

ですから、現役時代3ポイントは打てるけどやはりどこか無理して力んで打っている感じで、調子が良ければ入るけど通常の状態だと中にドリブルで入って行った方が確率が良いと思っていましたし、3ポイントを打つ際も少しでも近くから打とうと3ポイントラインのギリギリを意識していたことを強く記憶しています。(ラインを意識すると余計に力み等に繋がって苦しい感じになる)

 

この、「3ポイントラインは遠い」「届かない」「精度が落ちる」という思い込み、つまりメンタルブロックの罠に私は陥っていたわけです。

今回の動画は、ご覧の通りそのメンタルブロックが完全に外れた結果を表しています。

動画でやっているような「3ポイントラインの遥か後ろから、それもドリブルをして静止状態のない打ち方で精度良くシュートを決めることが出来る!」とは現役時代、私は考えてもいませんでした。というか、頭から「無理だ」「そんなプレイは無謀だ」と思っていたのです。

 

出来る前提に立って、どうやれば実現できるか?を考える。

 

先日カンブリア宮殿で夜道を散歩中に迷子になって社員にナビを頼む子供のような天才社長として強烈なインパクトを残したネジロウの道脇社長が次のようなことを言っていました。

「小学生の頃に不可能という単語を辞書から破り捨てた」

「緩まないネジは出来る!と考えたら、じゃあどうすれば良いかという思考に変わる」

「出来る前提に立てばできる」

まさにこれです!

出来ないと皆が考えていることや暗黙の常識になっていることを、一旦無視して出来る前提に立つと、メンタルブロックは外しやすくなりますし仮に実現できた時、その結果は大きな違いを生む。

 

「思い込み」とは思考の枷です。

勝手に自分に限界を決めてしまう。本当はもっと出来るはずなのに、自分の可能性を制限してしまう。

私自身、現役の時から「3ポイントラインは遠い」という思い込みがなければ、もっとプレイの自由度は高く、パフォーマンスもよかったことでしょう。

 

誰かが突破した壁は、その後多くの人が突破する

 

実は、今回、私が突破したメンタルブロックの壁は、ステフィン・カリーというNBA選手が初めに突破した壁です。

 

「3ポイントはもっと自由に遠くから打っても良い。」

「周囲のお膳立てもなく、独力で動きの中から打っても良い。」

 

このように、カリーは、3ポイントシュートにまつわる常識をいくつか変えました。

その常識の変更点は突き詰めると、「3ポイントラインの存在感を薄くしたこと」に尽きると私は考えています。

 

従来、3ポイントラインの内側(2ポイントエリア)ではラインなど気にせず任意の距離からシュートを打っていますし、ドリブルから即シュートを狙うということも普通のプレイです。

しかし、これまでのバスケットボールの世界では、3ポイントラインを境にプレイの種類がガラリと変わっていました。すなわち、”3ポイントラインを挟んだ攻防にプレイエリアが制限される”という暗黙の制限がそこにはありました。言い換えると、3ポイントを打たれる危険のあるライン近辺よりも遠いエリアはそこまで意識してDFをしなくても良いのです。

 

この「2ポイントエリアの自由さ」というものを3ポイントラインの外側まで広げたのがカリーのプレイのエポックメイキングなところ。

カリーは3ポイントラインの外だろうがなんだろうが、自由な距離からシュートを狙いますし、2ポイントシュートの様にドリブルからDFを振り切ってポンっとシュートを打ってしまう。

 

”3ポイントシュートは特別だ”

”精度を少しでも上げるためにお膳立てをしなければならない”

”少しでも近い距離から打たなければ”

 

という思考の枷はカリーにはありません。

カリーのプレイを見て、必然的に私の中でも3ポイントラインの存在感は薄まってラインを無視して遠くから狙ってみる練習をしたり、ドリブルからの流れで3ポイントを打ってみたりしました。これまで無意識に限定していた自分の限界値を自由に広げる感覚です。

しかし、やってみた当初は当然シュートが届きませんし、届いても無理矢理届かせている感じなのでシュートフォームが崩れてとても入る気がしませんでした。

 

そこで、道脇社長の精神「出来る」を前提に色々試行錯誤したところ、徐々にシュートが届き、精度も上がってきたのです。

そして、努力の末、かなりイメージ通りのプレイが出来るようになって来たところで、やはり改めて思ったのは「カリーの例を見ていたから自分は頑張れた」という実感でした。

 

「出来る人が既にいる」これは勇気づけられます。

不可能ではないと思えるし、明確なイメージも提示してもらえます。

今回、バスケットボールの世界で私はカリーによって自分の中のメンタルブロックに気づかされ、それを外す努力をし、見事それまでできなかったことが出来るようになりました。(しかも、体力もスキルも衰えた今の年齢で)

 

私は、この経験を糧に他の分野でも無意識のうちに「無理だ」と思っていたり、知らず知らずのうちに常識的に考えてしまっていて、思考が制限されていることに気づける様になりたいと思いました。

もう、私の辞書にも「不可能」という文字はないのです。

 

余談:ステフィン・カリーについて

本論は以上です。

以下、余談になりますが、興味のある人にだけステフィン・カリーというバスケ選手の話をしたいと思います。

スティフィン・カリーは、アメリカプロバスケットボール(NBA)のスター選手で異次元のシュート能力とその常識はずれのプレイスタイルによってバスケットボールの常識を変えたと言われている選手です。

 

語弊を恐れずに言えば、カリーの活躍以前と以後でバスケットボールのゲームのルールが変わったと言っても過言ではありません。(詳しい人のための補足。トンプソンやグリーンを筆頭に所属チームであるウォリアーズのメンバーも優秀だったということもありますが変化のきっかけはカリーの存在だったと思います。)

 

では、具体的にはどうバスケットボールが変わったのか?

  1. チーム全体でスリーポイントを積極的に狙うようになった
  2. スリーポイントを打つ選手が独力で決めるようになった

乱暴にまとめると、変化は上記二つに集約されるでしょう。

 

1について

これまでバスケットボールの常識では確率の悪いアウトサイドシュート(3ポイント)よりも確実性の高いインサイドシュート(2ポイント)を着実に狙っていくことが勝利の条件でした。

「いくら調子良く3ポイントが入っていてもそれは一時のことで、ゲーム(試合)を通してそれが維持されることはなく、結局、確実性の高いインサイドプレイに押しつぶされるさ」

これがカリー以前に延々と証明され続けていたバスケの鉄則・常識です。

 

また、2ポイントよりも3ポイントの方が効率が良いので3ポイントが入るのなら誰だってそっちを狙いたくなります。そのため、3ポイントが入りだすと積極的に狙ってしまうが故に、攻撃が拙速になり、単調にもなってチームのリズムが崩れてしまう、という問題もこの「結局はインサイドプレイ優位」の常識を補強していました。

カリーはこの常識をその個の能力によって覆します。

つまり、「ひたすら3ポイントを狙い、それを決めまくる」という単純な結果でねじ伏せたわけです。

 

もちろん、「自分でドリブルで持っていき、そのまま3ポイントを打つ」というカリーの自己中で強引とも言えるプレイスタイルには当初批判もありました。

しかし、上述の通り「2ポイントよりも入るなら3ポイントの方が良い」という単純な算数の結論はゲームの結果に大きく影響を与えます。

所属チームのウォリアーズにはこれまた1Qでの最多得点記録を持つ稀代のシューターであるクレイ・トンプソンも所属しており、カリーと二人でスプラッシュブラザーズと呼ばれて相手チームに3ポイントの雨を降らせ続けました。

 

更に、ウォリアーズでは、ドレイモンド・グリーンを筆頭にインサイド系のポジションの選手もスキルにすぐれ、3ポイントを打てる選手がコートを占めていました。

かくして、チーム全体で3ポイントを積極的に狙うことで勝ちまくるウォリアーズの王朝時代が幕を開けます。(この期間ウォリアーズは5年連続ファイナル出場、そのうち3回のチャンピオン獲得)

 

当然、この結果を見た他のチームもウォリアーズに追随しようとします。

この大きなバスケットの常識の変化を経て、今のNBAでは昔のようなポジションごとの特徴は薄れ、全てのポジションの選手が3ポイントを打てなければならないですし、テクニックも敏捷性も求められて来ています。

そう、悲しいことに、私たちおっさん世代が夢中になって読み、今でもバイブルとしているバスケ漫画の金字塔である「スラムダンク」に登場する赤木や魚住タイプのインサイド職人的な鈍足、スキル不足、シュートレンジの狭いプレーヤーは最早NBAで絶滅の危機に瀕しています。

彼らはもう刺身のツマにもなれない・・・

 

次に、「2・スリーポイントを決める選手が独力で決めるようになった」というバスケットボールの変化ですが、これはカリーのプレイスタイルそのものによる変化です。

カリーの登場以前の3ポイントシューターはあまりボールを持って動き回りません。

逆に、ボールを持たない時に動き回りフリーになった瞬間に他のプレーヤーからパスを出してもらって3ポイントを打つということがメインのプレイスタイルです。

イメージとして近いのは、「スラムダンク」の三井や神でしょうか?

山王戦で三井は赤木にスクリーンをかけてもらい、宮城にそのタイミングを逃さずパスを出してもらいフリーになって3ポイントを打ってメガネくんを泣かせていました。

あのシーン、三井は一人では何もできず周りの選手の助けによってしか3ポイントを決められれないという状態が入部当初の彼らの想いと重なり涙を誘うのですが、シューターイメージがカリーに侵食された現代に三井がもし描かれたとしたら、体力の限界の彼は多分自らの力を振り絞って、一ノ倉のディフェンスをドリブルで交わし一瞬の隙をついて3ポイントラインよりも遥か後ろの距離から驚愕の3ポイントを決めるというオンリーワンヒーローとして描かれるかもしれません。メガネくんは涙の代わりに熱狂することでしょう(冗談です)

 

話を戻します。

カリーはこれまでのシューターのイメージを一新しました。

具体的には、以下の二点がこれまでの常識と全く違います。

  1. 自らドリブルでディフェンスを交わしてそのまま打つ
  2. 3ポイントラインよりもずっと後ろから打つ

これは、二重の意味で常識ハズレです。

 

3ポイントシュートは当たり前ですが、遠くから打つのでどうしても精度が落ちます。

だから、これまでの常識ではシュートを打つ前には動かずに狙い済まして3ポイントを打っていました。

でも、カリーはドリブルしながら、激しく動きながら一瞬の隙をついて3ポイントを打つのです。普通は精度が落ちますし、ドリブルのスキルも必要、体力も当然大きく消耗するプレイスタイルなのでこれまでこの3ポイントの狙い方をする選手はほぼ皆無でした。

 

更に、カリーは3ポイントラインの遥か後ろ(時にはハーフライン近辺)から頻繁にシュートを狙います。

通常なら打たない距離から3ポイントを狙ってきて、それがまた入ってしまう・・

ディフェンスはカリーのシュートレンジを考えるとコートの半分を過ぎればもう気を抜けません。ドリブルで動き回られて少しでも下がればその隙にどこからでも3ポイントを打たれてしまう、かといってシュートを打たせまいときつく当たれば後ろにスペーzスが大きく空いてしまうので簡単に抜かれてピンチに陥る。なんとも厄介な選手の登場です。

 

ということで、長々説明してきましたが、冒頭の私の動画は、このカリー的プレイの動画になります。

ハーフライン近辺でドリブルをして当たってきたディフェンスを交わして一瞬の隙をついて3ポイントを遥か後方から打って決める!というイメージ。

 

 

以上

繰り返しになりますが、今後もあらゆる分野で「出来る」を前提に、自らのメンタルブロックに気づけるよう精進したいと思っています。

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