金融機関は情弱ビジネスをしている

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こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

今回は、最近話題のかんぽの問題(https://toyokeizai.net/articles/-/294533)を始めとする金融機関の情弱狩りビジネスについて書いていこうと思います。

かんぽも酷いですね。

出てくる情報を見るに野○証券の話かな?と思いましたよ(笑)

 

しかしながら、今回のような話はどこの金融機関もやっていることです。

大手金融機関メガバンクはもちろん、スルガほどではなくても地方の地銀、等々も似たようなことを堂々とやっています。

うちの近所の郵便局でも人の良さそうなオバちゃんが、どうやっても損しかしないような投信を勧めています。

金融機関なんて叩けばいくらでも出てくるでしょう。

この問題は金融機関の体質とビジネスモデルに根本的な問題がある話で、個別的、単発的な不祥事ではないのです。

なぜなら、事実として真っ当な金融リテラシーが高い人に対して彼ら金融機関はまともに売れる金融商品を持っていません。

 

僕のような投資家からすれば損しかしないことが初めから分かっているような金融商品ばかりが店頭に並んでいます。

「誰がこんなの買うんだろう?」

と普通なら思うようなロクでもない金融商品ばかり金融機関では勧められているのです。

そりゃ、騙したり不正でもしなれば売れないよね・・・

 

金融リテラシーが高い人に売れる商品を持たない金融機関

結論から言いましょう。

金融機関は情弱狩りビジネスをしています。

 

彼らは国家から許可を受けてプロとして金融ビジネスをしており、「投資家保護」の名目の下”投資助言”や”仲介業”として金融庁に登録されています。

金融庁のお墨付きがなければ金融商品は販売、アドバイスなどはしてはいけないのです。

目的は前述の通り、「投資家保護」にあるはずですが、僕が見る限り全ての金融機関が現状行なっている金融商品ビジネスは情弱狩り以外の何物でもありません。

堂々と搾取しに来ている。

言葉は悪いですが、合法詐欺みたいなことをしていると言っても過言ではない。

僕は、相談やコンサルに来る人は真っ先に金融機関の勧める金融商品は全て無視してください、と伝えています。

100%消費者に有益な商品などないことが分かりきっているので。

 

投資は人任せでは無理

先日の老後2000万円問題でも話題になりましたが、今の若い人を中心に「投資」は必須の時代となっています。

しかしながら、「投資」をまともに教えてくれる所はこの日本にはほぼ存在しません。

 

一般的に、「投資」と言えば頭に浮かぶ金融機関は前述の通り情弱狩りビジネスに終始しています。

証券会社や銀行などが開催する投資セミナーへの参加なんてカモがネギ背負って罠にハマりに行くようなものです。

老後2000万円問題などで、ここぞとばかりに不安を煽って金融機関やその他怪しい投資話をする輩がセミナーなどをしていますが気をつけましょう。そこで語られるのはほぼ損する話ですし、中には詐欺が混じっている可能性も高い・・

これからの人生に投資は必須、しかしまともに投資を学ぶ場も本当に有益な金融商品もほとんど存在しない・・

これが、現実なのです。(だから僕は今のビジネスをしているんですけどね)

 

しかしながら、金融機関が心を入れ替えてまともに一般顧客に向けて金融商品ビジネスを行おうとしても現状中々難しいのは確かなのです。

投資、金融の先進国アメリカの例で言えば、金融機関のビジネスモデルは大きく転換しています。

参考→http://www.jsri.or.jp/publish/general/pdf/g23/14.pdf

 

具体的には、今の日本の金融機関のような詐欺的な金融商品売買手数料を稼ぐビジネスから、顧客の資産を一任管理し資産の増減に連動するFEEによるビジネスをメインとするように転換している。

しかしながら、これは言い換えれば金融資産を最低でも数千万円数億以上持っている富裕層向けのビジネスになります。一般顧客を相手にしてのビジネスではありません。

なので、アメリカでもビジネスになる層限定で高度な金融サービスを行うという方向性に転換しているのです。

 

今後も金融機関に真っ当な一般向け金融ビジネスは期待できない。

現状は、上述の通り情弱ビジネスを金融機関は行なっています。(中の人がこの記事を読んでも反論は無理なはず)

そして、今後は心を入れ替えて金融リテラシーの高い層にも売れるような金融商品やサービスを彼らが用意できるか?というとそれは難しいでしょう。

結局のところ、投資は自分でやれるなら自分でやってしまうのが一番コストもかからないしリターンも高まります。

下手に金融機関がアレンジしてコスト高になった金融商品なんて本末転倒なのです。

そんな複雑で分かりづらい金融商品を組成されても、「元本保証」や「高利回り」「毎月配当」などなど情弱向けのキーワードで割高に販売されるのがオチ。

 


断言しますが、今後金融機関はより富裕層向けの金融サービスに力を入れていくでしょう。

一般向けのサービスや金融商品はビジネスになりづらく効率が悪いので切り捨てられます。

 

一般向けに残されるとしたら、結局のところ効率よく手数料を搾り取れる情弱向け金融商品販売でしかないと思います。(保険とかも含まれますよ)

なので、一般人、普通の人も金融リテラシーは必須ですし投資のまともな知識、経験も必須だと僕は思うのです。

 

頼れる先はどこにもない。

下手に近づくと搾り取られる。

これが現実。

 

自己防衛と自己投資。これが今より重要な時代はないでしょう。

以上、金融機関は情弱狩りビジネスをしている理由と今後についてでした。

 

今回のかんぽの問題は個人的には何も驚くことではない事件です。(似たような事件は野村先輩がたくさんやっていますし 笑)

冒頭で書いたように金融機関は叩けばいくらでも出てくると思いますよ。多かれ少なかれ金融機関のビジネスモデルは同じなので数字を出そうとすれば似たようなことをするしかありません。

 

それでは、また

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