金融リテラシーが高いと危険を回避できる話

転ばぬ先の金融リテラシー

 

こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

昨日、こんな記事を読みました

簡単に中身を紹介しますと、ZOZOTOWNというネット通販サイトが始めた「ツケ払いサービス」への批判記事です。

ツケ払いというと古めかしく聞こえますが、要は「支払いの先送り」のことであり、理屈はクレジットカードの使用と同じことです。

この、「支払いの先送り」というのは経済学的にはとても有利な取引であり、金融リテラシーの高い人が利用する分にはメリットが大きいのですが、金融リテラシーの低い人が使用すると一転、非常に危険なものになります。

 

まず、「支払いの先送り」がなぜ経済学的にメリットがあるのか?を少し説明しましょう。

お金には、時間的価値という概念があります。別に難しいことではありませんので、このまま少し読み進めてください。

では、問題です「今の1万円と10年後の1万円だとどちらの方が価値が高いでしょうか?」

・・・・答えは、今の一万円。

理由は、今の1万円は「今」使えるからです。当たり前ですが10年後の1万円は10年後まで使えません。ということは、10年間その1万円は運用できるということになります。現在の日本の金利はほぼ0なので、理解しにくいかもしれませんが、少し前までは日本でも3%とか金利がついていました。元本保証の銀行金利で3%なので、10年間銀行に預けておけば確実に1万円以上の金額になりますよね?

この考えを現在に持ってきて、10年後の1万円の価値は現在価値に換算すると約74000円になります。つまり、今の74000円を銀行に3%の金利で10年間預けておくと10年後1万円になっているということです。ということで、資産運用の世界ではお金の価値は全て「現在価値」で比べるのが鉄則。

その意味で、「今品物を受け取れて、支払いは先で良い」という取引は、実際の支払いまでの金利分得な取引ということになるのです。

さて、話を戻しましょう。

私は、この「ツケ払いサービス」をZOZOTOWNが開始した時に少し考え、「これは後で問題になるかもしれないな」と思いました。

理由は、ZOZOTOWNを利用して服を買っている層は主に若い女性が多いからです。(中には未成年もいます)一般的に、金融リテラシーは「若い」ほど低く、また「女性」ほど低い傾向にあります。この理由から、とても金融リテラシーが低い層がZOZOTOWNの顧客であり、その層が「ツケ払い」で買えるということの意味を考えると自ずと「これは後々問題になる」と結論付けられるのです。

金融リテラシーの低い層は、先ほどのお金の時間的価値が極端です。「今使えるお金」にしか興味がなく、「将来とられるお金」は頭から居なくなります。この構造は、消費者金融の問題と同じで、身の丈を超えた今使えるお金を欲しがる顧客へ高い金利(つまり、現在価値がとても低いお金になる)で貸し付け、後から返済に困ることになる構図と全く同じなのです。

しかもZOZOTOWNのツケ払いは簡単な審査で未成年も利用できる状態でした。

金融リテラシーが低いと日常生活にも沢山ある罠にハマります。しかも、落ちたところで罠の存在を自覚すら出来ないことが大半であり、時間が経てば同じような罠にまたハマり損をする・・

是非、これ読んでいる貴方は最低限の金融リテラシーを身につけて罠に落ちないよう準備しておいてくださいね。

それでは、また!

 

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