【投資初心者必読】絶対読んでおくべき投資の本質を学べる良本8選

こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

本日は、誰も教えていない投資初心者必読の投資本8選ということで書いていこうと思います。

  • 「これから投資を始めようと考えている」
  • 「何から始めたら良いかわからない!」
  • 「とりあえず、証券会社に相談しようかな」
  • 「投資セミナーや投資雑誌で勉強してみよう!」
  • 「投資に興味があるけど損をしそうで怖い!」
  • 「安心して投資するための方策を知りたい!」
  • 「ギャンブルじゃない投資のやり方を知りたい!」

このように思っている人は、意外と多いです。

 

まとめると「投資に興味があるけど、損しそうで怖い、やり方がわからない!」

という投資初心者の方々ですね。

わかります!私も投資を始めた大学生の時は同じでした。

投資セミナーにも行きましたし、「初心者も簡単に儲けられる!」「あなたも株で不労所得!」というような過激な文言が踊る投資雑誌を買って自分なりに研究もしました。

更に、当時は今ほど投資本と呼ばれるものは少なかった中、本屋で目に付いた投資本を手当たり次第に買って読んだものです。今では私も安定して投資成果が出続けている状態ですが、投資を始めた当初は皆さんと同じスタートでした。

さて、そんな私が、当時から15年近く経って確信することがあります。

それは、

投資初心者が始めに知るべきことは「投資の本質」であり、小手先のテクニックや情報ではない!

ということです。

 

どうしても投資というと、「一攫千金」「不労所得」「勝ち負け!」と考える人多いのですが、まずその考えを無くして欲しいと思います。(投資初心者が反応しがちな文言ですね)

夢がないかもしれませんが、どこかに秘密の必勝法があるわけでもありませんし、特定の人だけが勝ち続けるような場もありません。

同じく、まともな投資においては、短期的に大儲け出来るモノでもないですし、テクニックで勝ち続けることが出来る場所でもありません。

しかし、私は確信しています。

投資における利益の出し方、そして投資を続けるための資産に対する考え方の本質さえを押さえていれば、誰でも長期的には大きな資産を築けることを

 

Contents

投資初心者が絶対読んでおくべき投資本8選

投資セミナーや投資雑誌が教えてくれる「相場観」や「相場予測」「今熱いテーマ」「注目の業界」etcなんかよりも投資初心者が知っておくべきことがあります。

むしろ、私は上記のような他人が言う予測や注目テーマ等々は投資をする上で有害だとすら考えていて、事実私は今でも全く参考にしていません。そんな雑誌等を読んですらいないのです。

では、私は何を重視して投資をしているのか?何を投資初心者は知っておくべきなのか?

それは、

1. 投資の本質

2. 資産を築く黄金ルール

3. お金持ちの考え方

です。

逆を言えば、これらを知らずに冒頭の投資セミナーや投資雑誌で語られる話を鵜呑みにする場合、ほぼ確実に大損をしてしまうでしょう。

これからご紹介する本は、この3つの要素を学ぶための本です。最近よくみるお手軽投資本のような雰囲気とは一線を画す本達かもしれませんが、是非読んでみてください。出来る限り、投資初心者にも読みやすく、本質を突いていると私が考える本を厳選しました。

 

私の財産告白 本多静六 著

この本は、私も投資を始めた当初に出会った本で財産形成の本質が語られています。

投資を始めた当初にこの本に出会ったことは幸運でした。

基本的な貯蓄法から仕事に関する考え方、資産を築く意味を教えてくれます。

「真面目に働き、質素倹約をし投資をする。」これだけで凡人も資産が築けるという見本のような人です。(実際のところ、本多静六翁は凡人ではないと思いますが 笑)

 

となりの億万長者

 

こちらの本も教えてくれることは「私の財産告白」と似たテイストですが、アメリカの富裕層の生活パターン、考え方を研究した結果が書かれています。

億万長者と言うと、派手で、贅沢な生活をしていたり、お金の稼ぎ方も特別な才能やコネから稼いでいると私たちは思いがちですが、この本で明かされた研究結果は真逆でした。となりに住んでいる何の変哲も無い地味な家庭が実は億万長者だったりするのです。

彼ら「普通の人々」はなぜ億万長者になれたのか?その秘訣を7つに集約して教えてくれます。

 

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

こちらの本は、現在多数発刊されているあらゆる資産形成本の元になったのでは無いか?と思われる本です。

資産形成の本質、仕事への態度、人生の幸福についてをストーリー仕立てで教えてくれます。

多くの人はとりあえず、「お金」を求めますが、その先を考えたことがありますか?

「お金」が手段ではなく目的となっている人は投資においてもほぼ間違いなく損をしていますし、仮に大金を得ても不幸なままです。宝くじに当選した人の末路をあなたは知っているでしょうか?

しっかりしたお金との付き合い方、距離感が経済的成功と個人の幸せには必須であることがこの本を読めば理解できるでしょう。

 

幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」橘玲 著

こちらは、人生を3つの資本に分ける視点から現在の社会の考察をしています。

私自身、この本が書かれる前から同じような視点で考えていたのでとても共感しました。

この本で説明されている3つの資本とは、「人的資本」、「金融資本」、「社会資本」です。物凄くざっくり言うと「人的資本=労働力」「金融資本=投資力」「社会資本=人脈、繋がり」となるかと思いますが、これら3つの資本のバランスやその多寡が人生の幸福度を決めるということをこの本では言っています。

極端な話、投資だけしてお金をたくさん持っていてもそれは幸せではありません。

家族や友人など人との繋がりは人生において大事ですし、仕事で稼いだり、自己実現をすることも幸せに繋がります。全てはバランスであり、自分はどこが強いのか?を知っておくことが必要です。

そもそも、自らが持つ”資本”を理解し、その上で金融資本を働かせる(つまり、投資をする)方が、成功する確率は大きく上がります。

理由は、投資において「精神的な余裕」が必須だからです。余裕のない投資は失敗の確率が格段に上がります。自らの保有する資本を理解して余裕を持って臨みましょう。

橘玲さんの著書はたくさんあるのですが、ほとんどが金融的な視点で書かれていて文章も読んでいて面白いのでオススメです。この本が面白かった人は他の著作も読んでみてください。

 

生涯投資家 村上世彰 著

この本は、村上ファンドで有名な村上世彰氏が書いた自伝です。

中身は少し専門的な内容になりますが、「投資家とは何か?」「投資とは何なのか?」という本質について深い学びを得られます。

  1. 「村上ファンド?評判の悪いハゲタカファンドでしょ」
  2. 「投資?投資に手を出して破産した人を知っているよ。単なるギャンブルでしょ」

などと思っている人ほど是非読んで欲しい。

イメージだけで語られていること、マスコミが憶測や恣意性だけで発信していることほど疑いを持った方が良いと個人的には考えているので、村上さん側の主張も聞いて各々が判断してみてください。

この本を読めば、村上さんがどのような想いで活動していたのか?「投資家」とは「企業経営とはどうあるべきか?」という点について新たな視点が得られるでしょう。

個人的にもよく考えることなのですが、そもそも日常の経済活動は「投資」ありきなのに、それに対しての理解が一般には無さすぎます。

そして、「投資」とは言い換えれば資金を流動させることです。個人も企業も自己中心的に資金は貯め込むと経済全体が上手く回らなくなってしまう。

この本の内容を端的に言えば、村上さんは日本の資金流動性を高めようと活動していたと主張しています。そして、資金が回るようになれば経済は回復し様々な問題が解決するはずと結論付けています。

多少理想主義すぎる所はありますが、投資家としては参考にすべき点が多々ありました。オススメです。

 

バフェットとソロス 勝利の投資学

こちらの本は、投資を行う際の考え方の基礎を確認する内容です。

ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという二人の真逆に見える稀有な投資家の考え方の共通点を説明しています。

これから投資を始める人は最低限知っておかなきゃいけない投資に対する考え方ですし、既に投資をしていてもついつい忘れがちな基本の確認に最適です。

投資は極論を言えば、本質を外さず長期視点で行えばほぼ確実に満足のいく結果を得られると私は考えていますので、「短期的に大儲け!」ではなく「長期的に安定して運用する」ということが基本になります。

こちらの本では、「長期的に安定して運用する」ための考え方を具体例を用いて教えてくれます。

題名は最近出版されている胡散臭い投資お手軽本っぽいですが、中身は結構骨太なのでオススメ。

私自身、投資を始めた初期にこの本を読みとても参考になりました。これからも長く投資続ける上で廃れない考え方です。

 

ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉――株式投資の不滅の真理

こちらの本は、投資を全体から見たある結論を主張しています。

  • 株価は予測不能である
  • 市場は効率的であり万人にとってだし抜けるものではない
  • 感情的になってはダメ
  • アクティブ投資はパッシブ投資に勝てない

等々、全ての投資家が知っておくべき株式投資における基本の確認には良い本です。

いわゆる「効率的市場仮説」の経典のような内容ですので、結論としては「指標に連動するインデックス投資が最高である」ということを主張しています。

個人的には、インデックス投資は妥協の投資法であり個人投資家にはもっとパフォーマンスを上げられてリスクもそんなに大きくない投資法があると考えていますし、私自身実践もしていますが、投資初心者の初めの一歩にインデックス投資は良いかと思いますので紹介しておきます。

私自身は上記の通りインデックス投資を全力ではオススメしていないのですが、効率的市場仮説の考え方自体は全ての投資家が知っていなければいけません。これが基本になります。

「株式投資は長期的にはほぼ確実に利益が出る」という私の主張にも足元にはこの考え方があります。市場は、これまでのデータで言えば年率6%前後の利回りを達成してきており、この平均の成績(インデックス)に乗れば最低でもそれくらいの投資成果は得られるのです。

 

「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマンカーネマン 著

最後に「行動経済学」の本をご紹介します。

人間は決していつも合理的な判断をする存在ではありません。状況によっては不合理な判断、行動をしてしまうのが人間であり、その判断ミスには法則性があります。

つまり、私もあなたも同じ罠にはまる可能性が高い。

「行動経済学」は最近できた新しい学問なので、「ウォール街のランダム・ウォーカー」で紹介した効率的市場仮説(人間は常に効率的な判断をするので、市場も常に効率的である)にはマッチしない考え方が随所に出てきます。

ですから、「ウォール街のランダム・ウォーカー」と一緒に読んでどの点の主張が違うのか?を対比させて読んでいくとより深く理解できるでしょう。

たくさんの心理的影響で人間の判断は歪められることがこの本では説明されていますが、そのエピソードには多くの人が「あーあるある」という共感を持つはず。

一つ例を出しましょう。

「アンカリング」という心理効果があります。

これは、簡単に言えば”初めに提示された数字に心理的に引っ張られること”を言います。

例えば、目の前に宝石があって、値段を聞いたとします。その際の答えが

  1. 「100万円です」
  2. 「10万円です。」

のふた通りだった場合、確実に1の答えを言った時の方が売値が高くなります。

初めに「100万円」と聞けば普通驚くと思いますが、無意識にその人の基準が100万円に設定され、その後30万円の宝石が出てきたら随分安く感じるはず。

一方で、スタートで「10万円」と聞けば、その後に出てくる30万円の宝石は高く感じるでしょう。

同じ「30万円」でも初めに提示された値段によって人の感じ方は大きく変わるのです。

実際、世の成績の良い営業マンの多くもこの心理効果を意識的に利用していて、必ず初めには高めの金額を言うことはセオリーになっています。

このように自分が陥る可能性のある心理効果について知っていて下さい。

投資において失敗する人の多くがこの行動経済学の罠にはまっていることが観察されています。是非、これから投資を始めるのであればこの本は読んでください!

余談ですが、先ほどのインデックス投資法を私がそこまでオススメしない理由の根拠の一つもこれになります。人は常に合理的ではないのです。(この点、個人レベルでは全く不合理でも、集団になればかなり合理的に近づくことがあるので全てを説明することはできません)

 

 

以上、

「投資初心者が絶対読んでおくべき投資本8選」でした。

ここでご紹介した本たちは、その辺の本屋でよく目にするお手軽投資本と比べて少し値段も中身のレベルも高いかもしれません。

タイトルも「初心者でも億万長者!」や「ほったらかしで儲ける方法」などの刺激的なタイトルではありませんので、一般的には興味がそこまで湧かないかもしれません。

しかし、後々のことを考えると始めに時間も労力も「投資」して骨太な本を読破&理解出来れば将来大きな利益となって返って来るでしょう。

「目先の美味しそうな話に食いつかない」

これが真の投資家の考え方です。

 

P.S

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