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こんにちは、マネートレーナーの寺島です。
今回は、あなたが投資を学ぶ必要性について
「投資」というと一般的には「自分には関係ない!」とか「そんなギャンブルみたいなことなんてしたくない!」と頭っから拒否する人が多いと金融庁のアンケートからも言われているのですが、この記事を読んでいるあなたはどう考えるでしょうか?
(金融庁レポート2017より)
金融庁のアンケートを見るまでもなく、僕がこれまで相談に乗ったり、世間を観察してきた経験として「投資」と言う単語はここ日本では特に嫌悪の対象だったり、怪しいもの、詐欺、手を出したらいけないものというイメージが一般的にはあるように思います。
また、「投資は楽してお金儲けをするモノ」というイメージも強く、そんなことを学ぶくらいなら他のことを頑張れ!みたいなこともよく言われています。
例)投資の勉強なんてする前に仕事頑張れ!自分のキャリアを伸ばせ!人生経験の方が大事だ! とか
本当にそうなんでしょうか?
投資は楽して儲けることなんでしょうか?
そして、ギャンブルや詐欺みたいなモノなんでしょうか?
この記事では、僕が考える「投資」の必要性を書いてみようと思います。
リスクの取り方を学ぶ
「投資」は、使われる文脈や使っている人によって様々な定義がなされています。
よく、「投資と投機」なんてことも言いますよね。
「投資と投機(ギャンブル)は違う」と
僕も基本的には上記の「投資と投機」は明確に分けるべきという感覚なのですが、実はある視点からは投資も突き詰めるとギャンブル(投機)と本質的には同じと言えます。
とまあ、ここで厳密な「投資」の定義をするのは長くなるのでやめて、この記事ではシンプルな行動規範的なざっくりとした「投資」の定義を提案したいと思います。
「投資」とは妥当なリスク、リターンを考えてリスクを取る行為
上記の定義から「投資」を学ぶとは、端的にリスクの取り方を学ぶことと言えます。
リスクは、過剰に取ってもいけませんし、全くリスクを取らないのもそれはそれで問題。
例を出しましょう。
「一発狙いでハイレバFX勝負!!」
これはリスク取りすぎです。
レバレッジ、つまり借金をして自己資金を超える損を出す可能性のあるギャンブルを勝算もなくやるのは無謀。
「全額安全に元本保証の貯蓄!!!」
これはリスク取らなさすぎです。
今時の金融機関金利はほぼゼロ。これでは全く資産運用とは言えませんし、お金は増えません。
上記やってることは真逆ですが、どちらもリスクの取り方を知らない人と言えます。
そして、これは日本人の多くを象徴する人たちなのです。
前者のリスク取りすぎマンは、例えば仮想通貨で一攫千金を狙う人達。
2年ほど前、日本人は世界で一番仮想通貨ギャンブルに精を出していました。また、国民のギャンブル依存症の比率も高いと言われています。実は、日本人はギャンブル好きなのです。
後者のリスク全く取らないマンは、元本保証信仰の信者です。
金融投資は全くやらない。ギャンブルなんて大嫌い!安全に絶対に損したくない!という人達です。これも金融庁のレポートで日本人の貯蓄率の高さ、元本保証系金融商品である保険加入者の多さから説明されています。
リスクを取りすぎるかor全くリスクを取らないか
両極端なのが日本人と言えるでしょう。
リスクの取り方を知らない問題
ここまで説明してきましたように、日本人の典型例は一見両極端に見えるけど彼らの問題の根っこには「投資」が出来ない人、つまり”リスクの取り方を知らない人”という問題が横たわっていると言えるでしょう。
逆にリスクの取り方を知らないからこそ、恐れもせず両極端な行動をしてしまうとも言えます。
そして、この「リスクの取り方を知らない」という問題は金融投資の話だけではありません。
日本人の判断、行動全てに悪影響を与えていると僕は考えています。
例えば、
「少しでもリスクのあることはチャレンジしない!」という人がいます。チャレンジしない人。臆病すぎる人。このような人は中々成長しません。人生の広がりも限定される。
そして、一方で「よく分からないから何でもやってみる!」みたいな極端なチャレンジ精神を発揮する人の例もあります。気軽に命をかけるような行為をしてしまう人。危機意識の低い人。このような人は、簡単に人生を破滅させかねません。若気の至りで済めばいいですが、取り返しの付かない結果になる場合もあります。
前者は機会を逃す人ですし、後者は何気ない行為から自滅する人。
人生は、多少のリスクを取りチャレンジするからこそ人間的に成長したり経験を積めたりします。そして、一方でリスクはあなたの人生が破滅しない程度のものでなければいけません。
アクセルを踏みすぎると一撃死をしてしまうようなリスクは取るべきではないのです。(2017年の仮想通貨ギャンブラー達は両極端な結果になりましたね。大儲けした方も税金で死にかねませんが・・)
リスクは適切なコントロール下で取るべき。
よく、「自己投資」と言いいますが、リスクの取り方を知らない人の自己投資は無駄な消費に終わるでしょう。
そして、このバランスの取り方は投資を通して学べます。
適切なリスクを取ることを学ぼう
リスクの取り方を学ぶことは、生き方を学ぶことです。
教育自体もリスクを取ることですし、あなたがこの世に存在しているのもリスクを取った結果です。
この世界は言ってみれば全て「投資」なのです。
昔の人達がリスクを取ったから、今の発展がありますし僕やあなたがこの世界に生きている。
大きなスケールで言えば、国の将来は国民の教育レベルに依存すると言われます。
教育へ資金投入というリスクを取り、将来優秀な人材が育つことがリターン
個人にもこれは言えます。
人の成長のためにもリスク(教育)を取らなければならない。元本保証信者のように全くリスクを拒否し、自室に引きこもっていては子供っぽいおじさんが出来上がるだけです。
ちょっと、話が大きくなりましたね。
話を戻すと、「投資」を通してリスクの取り方を学ぶことは大変有意義ですよーということを僕は言いたいのです。
金銭的にも人生的にも効果抜群
ここまで書いてきたように、「投資」は私たちの人生にも繋がる適切なリスクの取り方を教えてくれます。
そして、勿論金銭的にも「投資」をすることは長期的に大きなリターンが見込めるでしょう。
0か100か?みたいな無謀なギャンブルもしなくなりますし、全くお金も増えない詐欺的な元本保証金融商品も買わなくなります。
「投資」を学べば、世間的には自然と情強というポジションになります。つまり、損をしづらい人になれるのです。(本当に単純な考え方を知らないだけで数百万円とか簡単に損してる人多いですからね・・・)
あれ?メリットしかなくないですか?(笑)
金融庁のアンケートでは5割近くの人が「お金の勉強や投資なんて自分の人生に関係ない」と答えていましたが、この記事を読んだあなたは、なんて勿体ないことをしてるんだろう・・・と思うはず。
ということで、まともな金融知識を学ぶこと、投資を学ぶことは、非常に重要で有意義なことということが理解できたでしょうか?
特に、今のゼロ金利みたいな時代は金銭面でも切実な問題です。
人生の早いうちに「投資」を学び実践できるか?はあなたの人生を大きく変えるはず。
興味があれば、まず記事下の無料e-bookのダウンロードから学んでみてください。
それでは、また