「金持ち父さん、貧乏父さん」

Contents

あなたは、「これまで数多の詐欺被害者・破産者を生み出した”悪魔の書”がある」と聞けばそれを読みたいだろうか?

あなたは、「この資本主義世界の攻略法、お金持ちへの秘訣が記されている聖典がある」と聞けばそれを読みたいだろうか?

 

本書は、出版から約20年経つがこの長い期間の中で上記の様な両極端な評価を受けてきた興味深い本である。

控えめに言って本書は、その発売以来多くの影響を世の中に与えてきた。

私自身、学生時代に本書を読んで投資に興味を持ったと言っても良いくらいの影響を受け、それ以来投資を実践して今に至っているし、そんな私の様に本書に触発され「投資」に興味を持った者は当時から数多存在した。

その影響は、これまで多くの投資系詐欺師がこの「金持ち父さん、貧乏父さん」を必読書として指定し、後の営業トークが響きやすくする洗脳の入り口のような使い方をしてきたという事実にも表れている。

そして、恐らく令和の時代である今この時も本書により啓蒙され、目を輝かせて経済的自由を求め詐欺的なビジネスに関わっている人や、美味しそうな金融商品の勧誘をされている人達は私達の想像を超えるほど存在しているだろう。

本書は、それほど大きな影響力を持ち続けている本なのだ。

 

資本主義の攻略法教えます

本書を一言で表現すると「資本主義世界の攻略本」である。

そして、その具体的な主張は「キャッシュフローを産む資産を買え」だ。

シンプルな攻略法である。

「いかにキャッシュ(現金)を産み出す資産を買うか?」ここにフォーカスすれば自動的にお金持ちになれる、と本書は主張する。

本書は、この主張について

:「金持ち父さん=キャッシュフローを産む資産を積極的に買う父さん」

:「貧乏父さん=キャッシュフローを奪う資産を積極的に買う父さん」

という対比構造を用い様々な事例に倣って説明してくれるので、一見難しい会計の話やとっつきにくい投資の話もスルスル頭に入ってくるのが特徴だ。

そして、出版から約20年経っているが、資本主義世界は変わっていないので今でも本書の主張の効果は保証されている。つまり、今から読んでも一定の効能が期待できるというわけだ。将来お金持ちになりたい若者は読んでみると良い。高校生以上であればスイスイ最後まで読めてしまうだろう。

 

読者にパラダイム転換を迫る

 

さて、唐突だが、あなたは「投資」や「借金」という言葉についてのそれぞれのどの様なイメージを持っているだろうか?

 

  • 「投資」→怖い・損する・リスクが高い・良く分からない
  • 「借金」→怖い・ダメ人間・破産・絶対にしてはいけない

 

恐らく、この様なイメージが一般的かと思う。

つまり、資本主義システムの根幹を成す「投資」や「借金」という機能に対して普通は良くないイメージを持っており、頭っから忌避することが多いのが我々日本人の”常識”というやつであろう。

あなたの周りを見回しても、「投資」をバリバリにやっていたり「借金」をガンガンしているという人はほとんどいないはずだ。多くの日本人は、その人生において借金や投資などは決してせずに堅実に貯蓄をすることが”良いこと”だと教えられて育ってきているし、実際にそう考えていると思う。

しかし、このパラダイムでお金持ちになることはとても難しい。なぜなら、この世界のルールである資本主義システムの流れに乗っていないからだ。

そこで、本書の主張「キャッシュフローを産む資産を買え」というご神託は、この「投資」や「借金」についての我々の凝り固まったネガティブイメージを一撃でひっくり返してくれる。

すなわち、「借金」をしてキャッシュフローを産み出す資産を積極的に買う(つまり投資する)ことが資本主義システム上で金持ちになるための必勝法であり、”良いこと”だと読者にパラダイムの転換を迫るのである。

このパラダイム転換を初めて経験した者は、恐らく目が開かれた感覚を味わうだろう。

そして、「なぜこんなにも視野が狭かったのか!」と過去の自分に悪態をつくかもしれない。

あるいは、「なぜもっと早くこの本を読んでいなかったのか!」と過ぎ去った時間を惜しむかもしれない。

いずれにせよ、本書を読んだ者はこのパラダイム転換の快感を多かれ少なかれ味わうはずであり、これも本書が長年に渡って影響力を持っている理由だと思われる。つまりは、本書を読む前と読んだ後では、世界の見方が変わるのだ。

 

頭を使え、ルールを知れ

さて、上記のように本書によってパラダイム転換を迫られ、無事パラダイム転換を済ませた者は、大きく価値観を揺さぶられた不安定な状態になっている。

実は、ここで冒頭で言及した本書の「悪魔の書」という側面が表れてくるのである。

これまでの常識を疑い、価値観を揺さぶられ、「投資をしたい!」「自分もキャッシュフローを産み出すものを買いたい!」という意識の高まった読者は、いわゆる投資脳になっており、そこに間髪入れず「これこそがキャッシュフローを産む資産ですよ」と色々な儲かりそうな話をしてくる輩が近づいてくる、ということがこれまで沢山行われてきた。

 

ここで、そんな投資商品や秘密のビジネスを勧める輩になびいてしまう読者は、本書の主張の本当のところを理解していないと私は思う。

本書で著者のロバートキヨサキは、「キャッシュフローを産む資産を買え」と主張すると同時に、そのためには「頭を使え」「ルールを知れ」と何度も主張している。

 

自分の頭を使い、自分に有利なルールでゲームをする。

この視点が抜けていては、決してキャッシュフローを産む資産を買い続けることは出来ないとロバートキヨサキと金持ち父さんは言っているのだ。

 

「頭を使え」「ルールを知れ」、本書ではこれに付随して「学ぶために働け」とも言っている。若者は特にこの視点を意識して本書を読んで欲しいと思う。

 

自己投資とは、すなわち「教育」である。

「お金のために働くな、お金を働かせろ」

これも本書で何度も出てくるフレーズだ。お金を働かせるために、学ぶのだ。

働く方向性を間違ってはいけない。投資の方向性を間違ってはいけない。

 

あなたは本書からどの様な教訓を得るだろうか?

 

そして、あなたにとって本書は「聖典」となるであろうか?それとも「悪魔の書」となるだろうか?それはあなた次第である。

 

いずれにせよ、本書を読んだ後のあなたが見る世界は変わっていることだろう

 

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