あなたはいつまで年金のことを気にし続けるんですか?

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こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

今回は、年金問題について。

 

→将来あなたの年金はいくらに? 5年に1度の「財務検証」から判明した年金支給額試算

→年金水準 28年後2割弱減 財政検証 現役収入に比べ

 

先日も上記のような記事が出ていました。

不安を煽ってきますね〜

今後も定期的に年金に関しては不安を煽る記事が出るでしょう。

ということで、この記事ではそんな不安を煽る年金問題について書いていきます。

 

とは言っては、年金の仕組みとか将来とかGPIFとかどうでも良いクダラナイことにはあまり触れません。

この記事の趣旨は、そんな年金に関することを気にしてると不幸になりますよーという身も蓋もないお話

いつも僕は身も蓋もないこと言ってますね・・・

 

年金について理解しておくべきこと

さて、そうは言っても年金について皆さんに最低限知っておいて欲しいことってのはありまして、それについて簡単に説明しておきます。

箇条書きで書くと以下

  1. 年金の仕組みは賦課方式である
  2. ゆえに人口構造の影響が大きい
  3. 若者が少なく高齢者が多い人口構造で制度維持は不可能
  4. だから、支給についての減額・延長は今後確実に起こる
  5. 制度を延命させる方策はGPIFによる運用と他の財源ゲット(消費税とか)
  6. 繰り返すが、これは構造的な問題。避けられない。もう20年以上前から指摘されてた話で今更騒ぐ話ではない
  7. 現状はソフトランディングを模索している(遅い!!!)
  8. 解決策の一つは、賦課方式をやめること(確定拠出年金方式)
  9. しかし、既得権層(現高齢者層)が多すぎて辞められない
  10. そもそも、減額以前に「公的年金で老後安泰」という認識からして間違い。誰もそんなこと言ってない。

 

はい、前提として年金はもう終わってるんです。(構造上の話)

今はなんとか延命をしようと頑張っているところ。

しかしながら、完全に死にはしないでしょう。無理やり財源投入して最低限、現高齢者層が死ぬまでは制度維持させるはず。(ここが誤解されていますね)

 

よく、30代、40代の相談者から「まともに私たちは年金はもらえるんでしょうか?」という質問を受けますが、それを聞くこと自体が本来はナンセンス。(聞きたい気持ちはわかりますが)

まず、質問の「まともな年金」なるもの自体がちょっと不明ですし、質問の意図に「まともな年金を貰える=年金だけで老後が過ごせる」みたいなそもそもの誤解も混じってそうです。

この質問に無理矢理にでも答えるとしたら

「年金制度自体は維持されるでしょう。しかし、今もらっている高齢者より減額されるし支給年齢も上がるはずです。そして、そもそも年金だけで老後安泰というのは幻想です」

みたいな感じ。

 

年金については、一般国民の知識不足とマスコミのミスリード(勉強不足?)もあって酷い状況ですね。的外れな批判や議論が多くて全くお話になっていない。

話題になった「老後2000万円問題」も、分かりきった事実を指摘しただけです。

正しいことを言ったら批判されるとか・・・

GPIFの運用も制度維持のためにやっていることですし、実行している投資戦略としても極めて真っ当。そして、現状運用来大きくプラスを維持しています。野党などの特定の期間だけ切り取った印象操作や意味不明な批判・指摘は当たりません。本気で言っているのなら、もっと彼らは勉強した方がいい。現政権を批判する目的で国民を欺く意図であればより罪深いですね。

もし、年金資金の運用を全くしないのであれば、もっと将来支給減額されますし支給年齢も上がりますよ。その辺の仕組みや投資の理屈をしっかり理解してニュースに触れたほうがいいと思います。

そして、今の若い世代(20代〜40代)は、年金についてただ不安に思っているくらいなら確定拠出年金を始めましょう。確定拠出年金こそ賦課方式ではない自分自身の積立老後資金になります。税優遇もあるのでやらなきゃ損損。

年金制度を批判するのであれば、最低限確定拠出年金をやってから言いましょう。

 

年金はなるようにしかならない。想定以上に貰えたらラッキーと考えよう

やっと、本題。

説明したように年金はなるようにしかならないです。

そして、今後正確にどうなるか?やあなたがいくら貰えるか?は現状全く決まっていません。誰も正確なことは答えられない。年金事務所へ行っても事務所の人は今わかることしか答えられません。そして、何度も言いますがその予定は今後確実に変わるのです。

ただ、貰える年金がゼロということはないでしょう。

そして、概ね支給後10年程度年金を受け取れれば支払ってきた年金保険料の元が取れる設定なのも今後大きくは変わらないでしょう。

僕たち若い世代は現高齢世代と比較して損しているというのは事実ですが、支払った年金保険料から見て大損するか?というとそんなこともないのです。

 

以上、年金については心配するだけ無駄というもの。

なるようにしかならない。

貰える金額は今の世代より減りますが、全く貰えないことはない。

悶々と誰も正確なことを答えられない将来の年金支給について悩んだり、誰かに文句を言ったりするのは不毛です。劇的に年金制度自体を変えることも無理なので、思い悩むこと自体がエネルギーの無駄使い。

そして、元々年金のみで老後生活を賄うという設定ではないですから、年金がどうなろうが老後資金は国民みんながある程度考えて準備しておくべきです。

年金に関しては、想定よりも貰えたらラッキーくらいのスタンスで静観しましょう。

それよりも私たちがやるべきことは、確定拠出年金を含めた自力による運用能力を鍛えること。そして、より稼ぐこと、一生やれる仕事を見つけることです。

 

自力の運用能力と一生やれる仕事に出会うことが人生を幸せにする

現代は否が応でも「自己責任の時代」です。

これに気づいているか?腑に落ちているか?があなたの今後の人生を大きく変えます。

年金について思い悩み、文句を言いつづけているような人は、「自己責任の時代」に気づいていないか、見て見ぬ振りをしている人でしょう。

 

勘違いしている人がいますが、この現状は「アベガー」とか特定の誰かや何かの陰謀やら政治の問題でもありません。

あえて言うなら時代の流れ。

この点を詳細に説明するとものすごく長くなるのでこの記事では省略しますが、一つ言えることは大きな流れには逆らうと損をします。

そして、流れには出来ることなら上手く乗りましょう。そして、早く乗りましょう。

 

公的年金や企業年金、退職金などこれまでは個人ではなく”公”がなんとかしてくれていました。個人は特に考えることなく責任丸投げ外部依存でよかった。

しかし、これらの”公”は時代の流れでこれまでの制度維持が困難になってきています。

我々国民に対する責任も、もはや”公”が無制限に取れる状況にはありません。

だから、”自己責任”の時代なんです。

 

「確定拠出年金」や「副業解禁」などの制度変更は”公”からのメッセージ。

そのメッセージとは

「もう無理、あとは自己責任でよろしく」

というもの。(笑)

他にもメッセージは色々なところで明確に発信されています。

それに気づくか?無視するか?は我々個人の問題

 

自己責任の時代を幸せに生きる条件

この自己責任の時代を幸せに生きられる人はどんな人でしょうか?

 

それは、お金を自力でコントロールし運用も出来る人であり、生涯を通じて楽しく仕事を出来る人です

言い換えると、お金を効率的に運用管理でき、必要があればいつでも自由に稼ぐこともできる人 ですね。

この二つの条件は、個人の幸福にも直結しています。

 

:お金を運用管理できる→特にお金の問題に悩まない。広い意味でお金のために仕事をする必要がない

:生涯を通じて楽しく仕事ができる→やりがい、生きる意味、人の役に立つ、そしてそれを通じて対価を得られる充実感

 

これからの時代は、お金のために苦行のような仕事をする時代ではありません。

自分が充実感を得られる仕事をする。それは生涯やれる仕事です。

年金支給が70歳からという議論も既に起きてきています。

定年なんていう概念は今後消えていくでしょう。

同時に、お金のために苦行のような仕事をすることは時代遅れとなります。

 

”生涯現役”

これが当たり前になる。そして、生涯現役が前提なら自分が充実感を得られる仕事をするのも自然な流れ。

その前提として、お金の悩みや不安を早めに解消しておく必要がある。

それが、お金の知識、金融リテラシーですし、投資経験、投資能力です。

全部繋がっています。

 

僕のメッセージは、「投資で儲けよう!」でも無いですし、「お金持ちになってアーリーリタイヤしよう!」でもありません。

「お金の呪縛から早く自由になって、自分らしく生きるためにこの世界のルール(金融・投資)に則って勉強・実践しましょう。そして、その過程でビジネスや金融、お金の流れ、テクノロジーも学べるので、自分らしく生きるための仕事も見出しやすいでしょう。」

というのが、僕の本質的なメッセージです。

年金問題なんて個人ではどうにもならない上に、本来的に小さなことを悩み続けるよりも自分の人生を充実させることを考えましょう。

 

それでは、また

 

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