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こんにちは、マネートレーナーの寺島です。
今回は、投資スタイルについて
世間で「投資」というと、画面が沢山あるトレーディングブースをイメージする人が未だに多いと言います。
こんな感じ。
相場を予測し、売買を繰り返しサヤ抜きを目指す!
そんな「投資」のイメージを持っている人がとても多いようです。
だから、新しく投資を始めようと考える人の多くも「サヤ抜きトレードで勝つ」というモチベーションで投資を始めてしまう。
しかし、そのイメージのまま投資を始めた場合、あなたは一歩目から失敗に向かって突き進んでいるのかもしれません。
一生やれる方法か?
結論から言いましょう。
投資はあなたが一生やれるようなやり方でやらなければ絶対に上手くいきません。
「一生やれる」
つまり、①ストレスがなく②あなたの性格にも合っていて③楽しく④リスク管理が出来ている ということが最低限必要な要素となります。
上記の要素を踏まえた後で、「じゃあ期待リターンはどれくらい?」みたいな話ができるのです。
投資を始めるならこの順番で考えなければいけません。
しかし、冒頭のように”画面いっぱいトレーダー”のようなイメージで投資を始めた場合、そのスタイルで一生やれる人が果たしてどれだけいるでしょう?
何も考えずに「投資とはああいうものだ」とイメージして投資を始める人はとても多い。でも、それが自分に合った投資スタイルか?は全く考えていないのです。
ちなみに、私見ですがこのデイトレーダータイプが合っている人は世の中にほとんどいないと僕は考えています。
このタイプが合っている人の特徴を挙げましょうか、
- 時間があって
- 集中力があり
- 朝令暮改の決断力を持ちながら(柔軟性)
- 自分なりの考え方の軸も持ち合わせ(頑固さ)
- 一瞬一瞬リスクの取り方を細かく最適化させられて
- 感情コントロール能力も高く
- ストレス耐性の高い人
です。
一般的なサラリーマンの場合、まず「時間」がありません。その結果、集中も出来ない。
更に、ストレスをトレーディングで抱えては本業に支障が出るでしょう。つまり、サラリーマンの大半にとってこのスタイルは合っていないのです。
でも、多くの人はトレーダーを目指す。自分に合っていないことにも気づかずに。
正直言って、僕のところに相談来る人でもここを考えている人は非常に少ない印象です。
「その投資スタイルってあなたに合っていると思いますか?」
と聞いて、合っている!と即答できる人はほとんどいないのが現実です。
投資を始めるならまず「自分」を知れ
投資に限らずですが、「自分」を知らなければ結果は出ません。
自分に合っていないことを続けても労力ばかりかかって仕方ないのです。
しかも、「投資」の世界では簡単にレバレッジ(借金)ができるので、失敗が重なり感情的になった結果借金をし自己資金を超えて無謀なギャンブルをして失敗する・・・という結果に繋がりがちです。
「投資」の分野では何より「自分」を知っていることが重要だと言えるでしょう。
「投資で借金をした!」とか「投資で破産した」という人のことをたまに聞きますが、それらは全部自分のことを知らずに無謀なギャンブルをした人の末路です。
逆に言えば、自分のことを知ってさえいれば投資で破産なんてしないのです。
繰り返しますが、投資を始める場合、何よりも先に「自分に合っているか?」をよく考えましょう。その時のキーワードは「一生やれる」です。精神的にも物理的にも途中で一撃死するスタイルや、ストレスで心身のバランスを崩すやり方は続きません。
あなたはどういう人間でしょうか?
:忙しくトレードをやることでアドレナリンが出て、集中力も増し、弱肉強食のゼロサムゲームで勝てる人間なのか?
:それとも、そんなに時間が取れない中で長い目で見てそれなりの投資リターンを得ていくのが良い人なのか?
誰かの投資スタイルを見たり聞いたりした時にも、そのスタイルを実践する人の特徴に気を配ってみましょう。
どういう人ならその投資スタイルで結果が出るのか?を考えてみるのです。
そして、そのイメージが自分と重ならないのならその投資スタイルは採用すべきではありません。
まとめ
投資をやるなら一生実行できて自分に合っているスタイルを採用しましょう。
自分に合っていない投資スタイルを採用している場合は遠からず大損します。
- 生涯できる投資スタイル
- ストレスがないスタイル
- 理解できるスタイル
これらが本当に大事。
逆に、
- 生涯できるとは思えない投資スタイル
- ストレスフルな投資スタイル
- 理解できない投資スタイル
は地獄への道です。
あなたが今実践している投資スタイルは果たして自分に合っていたでしょうか?
もし、合っていないと感じるのであれば一度立ち止まることをお勧めします。
そして、まず自分のことを知ることから再度考えてみると良いでしょう。
それでは、また