こんにちは、マネートレーナーの寺島です。
今回は、以下の記事にインスパイアされて僕が考える高リターンな消費(投資)について書いていこうと思います。
「参考記事」
専門家が明かす、お金をかける価値のある6つの"高い買い物"
僕は、個別株投資を十五年以上行っているバリバリの個人投資家です。
手前味噌ですが「投資視点」という点で言えば僕は一般平均を大きく超えているでしょう。
では、ここで言う「投資視点」とは何か?
それは、「将来価値と現在価格の差を測ること」とここでは定義したいと思います。
要は、「将来高くなるものを今安く買う!という視点です。
Contents
単なる消費を避ける
自己投資に関して書いた記事でも言及していますが、一般的に「投資」と「消費」がごっちゃになっている人が多いです。
「参考記事」
客観的には単なる消費を「自己投資」と無理矢理言い張る人もよく見ます。
後に何も残らない「消費」は避けましょう。
そこにお金を使っている限り、現状は変わりません。
この記事の結論を先に言ってしまうと
「単なる消費に終わるものにお金を使わないようにしましょう」となります。
将来価値がゼロになるもの(時にマイナスになるものも・・・)に喜んでお金を払っているとドンドン貧しくなっていってしまいます。
リターンは沢山ある
少し横道に逸れました。
それでは、以下で個人投資家でありCFPでもある僕が考える高リターンな消費先について書いていきます。
まず、「将来価値」(高リターン)と漠然と言ってもよく分からないですよね。
投資、投資と言っていますがここでのリターンは何も金銭的なものに限りません。
冒頭でご紹介した記事の中でも金銭的なリターンに限定していませんでしたよね?
リターンの種類
リターンには大きく分けて以下の3つがあると僕は考えています。
- 感情的リターン
- 金銭的リターン(時間節約等も含む)
- 経験的リターン
これら、感情的にも金銭的にも経験的にもリターンがないようなものにお金を使うとダメということですね。(=単なる消費)
感情的リターン
これはその字面の通り、感情的な満足に繋がるリターンのことです。
例えば、
恋人にでも友人にでも子供にでも、何か記念日にプレゼントを贈ることは感情的なリターンが高い消費になります。
目の前の人が喜ぶ姿は「支払ったお金など関係ない!」という気分にさせてくれます。
また、合理的な面でもその相手のあなたに対する感情はプラスに振れますので、今後の良好な人間関係という主観的な資産にも繋がります。(将来の感情的、金銭的リターンに繋がりやすい)
ちなみに、感情的リターンは自分の感情だけを重視する必要はありません。
例に出した「人にプレゼントを贈る」のように周囲の人に対しての感情的リターンがあれば、それは自動的に私たちの感情的リターンにもなります。
「情けは人の為ならず」なのです。
その他にも、感情的に大きな満足を得られる物や事にお金をかけることは、生きていく活力に繋がり、その他のリターンを大きくしてくれると思いますので、僕は肯定的です。
何よりも、自分の機嫌を良く維持することはとても意義のある事で、人生の質にも直結する要素でしょう。
ただし、その際にその満足度の質や大きさは考慮しましょう。
一時的な満足で長続きしないものへの消費はあまり意味がありません。
ご紹介したビジネスインサイダーの記事の中で言えば、「マットレス」「自分にあった洋服」「健康」「旅行」「教育」といったところが該当するでしょう。
金銭的リターン
次に金銭的リターンについて。
投資と言えば真っ先にイメージするものですね(笑)
金銭的リターンは、あなたに選択肢を与えます。
お金があればやれることが増える。
金銭的リターンを狙うには、今後価値が増加するものを割安で買いましょう。
株式投資で言えば、今から10年前にAmazonで買い物をする時に一緒にAmazon株を買うのです。
十年前にiPhoneを買うのと同時にApple株を買うのです。
このどちらの企業も、世の中の人がその製品やサービスを便利に利用している時に株を買っても余裕で間に合いました。
それらを使っている人はiPhoneやAmazonが便利だということは知っていたはずです。
他にもこのような例はたくさんあります。
ユニクロやニトリ、スターバックスもそうですね。
皆が、こぞって利用したり購入しているモノやサービスは今後も高確率で伸びていきます。つまり、将来価値が大きくなっていく投資先になりやすい。
「将来さらなる価値増加があるか?」
という視点で世の中を見て、その現在の価格との差があるところにお金を投資する。
これが金銭的な投資の秘訣です。
また、現在ではお金と時間は密接に関係しています。
タイムイズマネーとも言いますね。
何かサービスを利用して時間を節約することはお金を稼ぐことと同義になります。
逆に、面倒なことを自分でこなすこともお金を稼ぐ事と同義になります。
ただし、あえて自分でこなした労働による節約は長い目で見て価値を増加させることは稀です。
自分の時間価値を上げること・・・これが本来の自己投資。
時間の節約は「自分の時間価値が高い」というところが前提にありますので、あまり時間価値が高くない人の場合、すべて自分でこなす方が金銭的にはマシということもあるでしょう。
細々した節約を進める人も多いですが、まず自分の時間価値を上げることを優先しましょう。投資視点でいうとその方が効率が良いです。
ご紹介したビジネスインサイダーの記事でいえば、「教育」「健康」「時間節約サービス」が当てはまります。
経験的リターン
最後に経験的リターンです。
これは人間的厚みや人間性に繋がるリターンと言えます。
幅広い人生経験、修羅場をくぐった経験、人とは違う経験は人生を面白いものにします。
- 無計画にバックパッカーをするとか
- 突然離島に移り住むとか
- 起業するとか
- 等々
人と違う経験やこれまでやったことのない新しいことへの挑戦は複合的な将来価値に繋がる可能性があります。
Appleのスティーブ・ジョブズも、有名なスタンフォードでのスピーチで当初は意図していない人生経験(点)が後になって繋がって今の成功になっているというようなことを言っています。
これまでの人生を繋げていくと、必然的にオリジナルな価値になって複合的なリターンになっていく。
事前に将来の設計は出来ないですが、自分の人生経験ストックを増やすことはとても意味があります。
人とは違う経験、これまでやったことがないことへの挑戦にお金を払うことは経験的リターンとなるでしょう。
ビジネスインサイダーの記事でいえば、「教育」「旅行」と言ったところが該当すると思います。
まとめ
以上、僕がお金をかける価値があると考えるモノについてでした。
まとめると
- 自分の機嫌を良くするものと自分の周囲の人の機嫌も良くするものにお金を使いましょう(感情的リターン)
- 一か八かのギャンブルではなく、今後価値が増加すると考えるモノを今のうちに割安に買う視点を持ちましょう。そして、自分の時間価値を上げることを考えましょう。(金銭的リターン)
- 新しいことに挑戦し、これまでしたことのない経験を積みましょう(経験的リターン)
そして、「教育」は感情的にも金銭的にも経験的にもリターンが見込めるというように、多くの場合複合的にリターンは絡み合っています。
逆をいえば、このどの要素も持たないモノが「単なる消費」と言えるでしょう。
「単なる消費」の代表的なものは、ルーティンで一時的で将来価値が上がることもなく小さな満足で終わる消費・・・例えば日々のコンビニで買う缶コーヒーやタバコみたいな消費です。
私たちには時間にもお金にも限りがありますので、出来る限り無駄に終わる消費は避けましょう。
そして、この記事で書いてきたことが僕がいつも言っている「投資的にすべてを考える」ということです。
今の時代、すべての人が投資家になるべきと僕は考えています。
是非、自分の時間価値を上げることに興味がある人は記事下の無料e-bookをダウンロードして金融知識を学んでみてください。
それでは、また!