こんにちは、マネートレーナーの寺島です。
今回は前回の「新社会人がハマりがちなお金の落とし穴」についての後編。
【前回の記事】
早速行きましょう。
Contents
サブスクリプション(定期購買系)サービスに気をつけろ!
最近、多くなってきているサブスクリプション(定期購買系)!
とても便利だし、ちゃんと使いこなせれば有益な場合も多いですが何でもかんでも契約していくと、ガンガン固定費が上がっていきます。
固定費をおさえることが重要
家計の点では、固定費をおさえることが重要です。
一人暮らしを始めてすぐだと、実感がない人も多いかもしれませんが、月に固定で出ていくお金が多額になると家計が厳しくなってきます。
例えば、
家賃 8万円
水光熱費 1万五千円
通信費 1万円
Spotify 千円
Amazonプライム 五百円
スポーツジム 1万五千円
英会話 1万円
・・・・
みたいな感じで、月額固定でかかる費用を自分で考えてみましょう。
上記の例でいえば、固定費で月額13万円くらいにはなる家計です。
そこに、食費、交際費、雑費等々、変動費が追加されるので、簡単に20万円くらいにはなっていきます。
僕がお客様の相談に乗ってきた経験上、固定費が高い家計は貯蓄が出来ていません。
もっといえば、毎月若干のマイナスになっていてボーナスで辻褄を合わせている家計も少なくないのが現状です。
【参考記事】
最近は、色々魅力的なサブスクリプションサービスが出てきて目移りしますが、「本当に必要なのか?」「毎月そこまで利用するか?」等々利用する際は慎重に検討しましょう。
固定費は忘れる
上記のように家計の点からは、固定費を下げることが最重要なのですが、僕の経験上多くの人はこの固定費に手をつけることが出来ません。
なぜか?
理由は簡単、面倒臭いからです(笑)
サブスクリプションサービスの一個一個は少額な場合が多く、手間をかけて解約の手続きをする気にならず、放置気味な場合が多々あります。
前回の記事で話題にした「保険」もサブスクリプション的ですよね?
月数千円の見直しになるかもしれないのに、面倒臭いからそのまま・・・というパターンは本当に多い。
僕のお客様でも、一件一件サブスクリプションサービス(保険含む)を見直すだけで、月額数万円減る例はたくさんあります。
月額数万円ということは、年額で言えば数十万円!
人によっては、ボーナスとほぼ同じくらいのお金が手元に残ります。
辞めるのは手間なので、始める時に吟味しよう
上記のように一度契約したサブスクリプションサービスは解約するのに心理的ハードルがあります。
今の時代、スマホのアプリ上でワンクリックで契約が完了するのでより慎重になった方が良いでしょう。
僕自身も、ニュース系アプリやストレージ系、ビジネスサービス系、音楽、動画、等々とたくさんのサブスクリプションサービスを契約しています。(さっき計算したら全部で一万円超えてました 笑)
先日のニュースでは、コーヒーのサブスクリプションや外食のサブスクリプション、クリーニングのサブスクリプション、とネット上以外のリアルサービスにもサブスクリプションは出てきています。
是非、自分にとって本当に利用価値のあるサブスクリプションサービスを利用しましょう。
友人間の金の貸し借りに気をつけろ!
次、お金の貸し借りについて。
人間関係トラブルの多くは、お金に起因します。
特に、友人関係で気軽にお金の貸し借りをすることはやめた方が良いでしょう。
僕も、お金の貸し借りで仲が悪くなった友達を知っています。
お金は基本的に借りた方は忘れがちで、貸した方は覚えているので、止むを得ず借りた場合はすぐに返す!また、少し金利をつけて返すくらいで考えておきましょう。
「友人間の貸し借りで金利?」
と思うかもしれませんが、それくらいお金に関してはちゃんとした方が良いです。
友人関係のなあなあで済ます感覚でいると非常に危険。
あなたがお金を貸す場合
そして、あなたがお金を貸す場合は逆に「無くなったもの」「あげたもの」と考えて貸しましょう。
返済を期待してはダメです。(子供の頃にオモチャやマンガ、ゲームを借りパクされた経験は誰しもあると思います)
モヤモヤしながら友人と付き合っていくより、初めから「あげたもの」として付き合いましょう。
返ってきたらラッキーくらいの気持ちが吉。
ですので、もしお金を人に貸すなら無くなっても良いくらいの金額にしましょう。
無くなったら困るレベルの金額は決して貸してはダメです。
また、今は少なくなりましたが友人の連帯保証人にもなったらダメです。
お金のトラブルは本当に気をつけましょう。
小さな火種から人間関係は壊れます。
お金の知識と投資的な視点を身につける意味
さて、ここまで色々な新社会人が陥りがちなお金の注意点について書いてきましたが、これらは基本的には金融リテラシーと呼ばれる知識の一部です。
また、投資的な視点も入っています。
今回お話した、サブスクリプションや前回話したMLMなどのビジネスモデルをたくさん知っておくことや、「その仕事はどうやって儲けているのか?」を考えることは自分が騙されたり損をしないために、自分が有利なポジションを取るためにはとても重要です。
日本では特に、学校教育で金融知識を学ぶこともありませんし、ましてや投資なんて教えられることはないでしょう。
しかし、今の資本主義社会で生きるにはそのルールを知っておく必要があります。
金融リテラシーを持たず、世の中のビジネスモデルもよく知らない状態で社会に出ることは暗闇の道を歩くことと同義です。
どこに落とし穴があるか分からず、道がまっすぐなのか?曲がっているのか?も分からない。
安全に歩いていくには、明かりが必要ですし地図も必要なはず。
そして、今の資本主義の世界で”明かり”や”地図”の役割を持っているのが、金融リテラシーであり、投資能力(ビジネスを知る)なのです。
是非、新社会人の皆さんは若いうちからこれらのことを学んで自分自身を有利なポジションにおきましょう。それは、結果的に楽に生きることですし、自分なりの人生を生きる助けになります。
それでは、good luck