ギャンブルと元本保証の間

 

こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

今回は、日本人のお金に対する考え方の傾向についてのお話。

ズバリ、日本人はお金に対して両極端です。

つまりは、”ギャンブル!”か”元本保証!”の二択

なにその不毛な二元論は・・・とよく私は思ってしまいます・・・

 

Contents

日本人はギャンブル好き

↓参考記事

世界で一番ビットコイン投資に夢中なのは30代、40代の日本人男性

歴史的急騰が続くビットコイン 仕掛人は意外にも日本の個人投資家

 

これらの記事を読むと、現在(2017年時)急騰している仮想通貨のメインプレイヤーは日本人だということがわかりますね。

パチンコも日本人の一定割合がハマっていますし、宝くじなんかも大人気。

年末もまた宝くじ売り場は大行列になるのでしょう・・・(ちなみに、宝くじはもっとも割の悪いギャンブルです。)

 

参考記事↓

 

仮想通貨も強烈な値上がりを演じていて、日本人の一般層はそのニュースを聞いてから興味を持ちだしてます。

要は、「簡単に大儲けできるらしいぞ!」と言われると日本人の多くは気になり、そこから初めて行動しだすのです。

これらの傾向を簡単に言うと

「短期間で労せず大儲けしたい!!!!」

という思いを強烈に心に秘めているのが日本人だといえるでしょう。

 

元本保証大好き

一方で、日本人の資産内容の多くは元本保証の金融商品です。

代表的なのは「貯蓄」。次に「保険」

 

個人資産の多くが預貯金――日本人の資産運用の姿

(参考記事)

 

ご覧の通り、「貯蓄」と「保険」という二大資産でほぼ8割を占めます。

偏りすぎ。

ここだけ見るととても保守的でリスクなど一ミリたりとも取ろうとしない国民性が見えますね。

とても、ギャンブルである仮想通貨なんて買うとは思えません。

私が現在仕事でお会いする人達の多くもこのような資産割合でした。

お話をすると、曰く

「元本保証じゃなきゃ怖い。損するのが嫌」

「投資なんてよく分からないからしたくない。今後もする予定はない」

「せっかく貯めたお金が減るなんて考えられない!」

とのこと。

しかし、同じ人が

「仮想通貨って儲かるんですか?」とか聞いてくる・・・

 

間を取ろう

このように日本人の多くは両極端です。

ギャンブルor元本保証

どちらが日本人の真の姿なのでしょうか?

 

私は、日本人の多くはお金に関して無知すぎるがゆえ、このような傾向にあると考えています。

無知だから「投資」が怖いのです。

よくわからないモノは怖い。人間の心理ですね

そして、投資は「汗水垂らして貯めたお金を損するかもしれない」とよく言われてる・・・

そう考えると、もう「投資=得体のしれない損するもの」と頭の中でレッテルが貼られてしまうのです。

その結果、彼らの頭から投資という手段は選択肢から永久に葬られ、「お金のことはよく分からないけど、とりあえず元本保証なら減ることはないだろう」という消極的な理由で貯蓄や保険になっていきます。

 

投資はギャンブルと元本保証の間

多くのまともな投資は現在、高くても年間利回りで5%前後です。

これは、一夜にして億万長者には足りませんが、30年とか長期間コツコツ運用するなら、元本をとてつもない金額に育てることが可能な利回りです。

 

参考記事↓

 

しかし、通常の投資では値動きがありますので、一時的に評価額が元本を割る期間が出てくる可能性はあります。

まとめると、一時的に損をするかもしれないけど長期的には大きくお金を増やせる可能性が高い方法が投資であると言えるでしょう

 

無知と思考停止が一番の問題

多くの日本人にとって、ここが一番の問題です。

”投資”は、少なくても無知では出来ません。

 

上記の通り、無知の行き着く先は「ギャンブルor元本保証」の両極端。

両極端に見えるのですが実は大きな共通点があって、このどちらも特に考えなくても実行できるという特徴があります。

無知と思考停止の

積極的な行動の場合は、やみくもにギャンブルに走り

消極的な行動の場合は、元本保証で放置

になります。

貴方がお金に対して無知である限り、「ギャンブルor元本保証」の二元論から逃れられないでしょう。

 

そして、それは貴方が人生を送る間中ずっとお金の面で不利を被ること、もっと言えばカモにされることを意味します。

人生の早いうちに「お金の知識&リテラシー」を身に付けましょう。

それは、確実に貴方の助けになります。

ギャンブルor元本保証

この二択しか選べない人生はとても不利であることを知ってください。

 

以上、それではまた!

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