投資セミナーや銀行では決して教えてくれない本当の金融リテラシー③「期待値編」

こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

 

今回は、前回の続き。

本当の金融リテラシー4つの土台

  1. 「収支管理」CHECK
  2. 「割引現在価値」CHECK
  3. 「複利」CHECK
  4. 「期待値」(投資と投機の違い)

一番初めの記事で1、2を説明しました。

そして、前回は3「複利」まで説明しました。

今回は、4「期待値」(投資と投機の違い)を説明したいと思います。

では早速始めましょう。

 

マイナスサムとゼロサムとプラスサム

まず「期待値」という言葉を聞いたことはありますか?

中学校くらいで習うやつなので、皆聞いたことはあると思います。

簡単に言うと、「投じた金額に対してどれくらいのお返しが期待できるか?」ということです。

この期待値は高いほど良い。

そして、

- 期待値がマイナスの場合は、胴元の取り分が大きくてやればやるほど負ける→マイナスサム

- 期待値が100。これは純粋に参加者同士の取り合いということになります。→ゼロサム

- 期待値が100超え。これは理屈上は参加者全員が勝てる場になります。→プラスサム

と大きく分けて3パターン。

ざっくり、マイナスサムは割の悪いギャンブル。ゼロサムは実力次第のギャンブル。プラスサムは精神力と正しい考え方がモノを言う投資。

と私は考えています。

 

宝くじを買う行為は損

 

ギャンブルの期待値とオッズ」という記事を参照すると、公営ギャンブルは大分期待値が低いですね。100円賭けて自動的にそのお返しが半分の50円とかになってしまいます。これの意味はやればやるほど負けていくのです。単発の勝負で勝ったとしても長期的には大きく負け越すことが確定します。

 

参照記事によるとカジノの方は期待値90%超えということで、参加者はより勝ちやすい環境と言えるでしょう。ゼロサムに近いので、参加者の実力次第で大きく勝つ事もできる。考えてみれば当たり前ですね。カジノはビジネスとしてお客さんに来てもらわなければ成り立たないので、それほどお客さんの不利な事は出来ないんです。(公営ギャンブルは、参加者は素人である事が多いので、国の取り分が大きくて非常に不利な場です)

 

・少しまとめます。

マイナスサムの場は、その場を仕切る胴元の取り分が大きく参加者への返しが少ない不利な場所です。宝くじなんて、ほぼ半分を国が持って行き賞金として返される金額は全購入金額の半分に過ぎません。99%以上の人が損する構造になっています。

ゼロサムは、胴元の取り分はないので、純粋に参加者同士の取り合いとなります。ここでモノを言うのは実力です。弱肉強食の場になります。しかし、マイナスサムの場のように参加者が感知できないところで参加金を持っていく存在がいない分マシな場です。カジノの例のようにプロとしてギャンブルで生計を立てる人も多い場になります。

そして、マイナスサム、ゼロサムの場に参加することをギャンブル(投機)をするといいます。マイナスサムでは、ほぼ単発の運に頼るしかありません。競馬やパチンコにもプロと呼ばれる人はいますが、それは局所的な期待値(確率)の歪みを見つけられたり、胴元と繋がっていたり、といった少しイレギュラーな方法でしか無理な世界。

ゼロサムの世界では、胴元のピンハネがなく原理的に目の前の相手から取れば良いので、実力次第で大きく稼げます。参加者の間で優位に立てるかどうか?がとても大きな意味を持ち、センスがありゲーム感覚で上達出来る人には有利な世界と言えるでしょう。

 

投資の定義

さて、「投資」と言っても人によってそのイメージは様々だと思いますので、ここでは二つに分けて定義しようかなと。

1. 広義の投資・・・統計的に勝つ戦略の下、資金を投じる行為

2. 狭義の投資・・・プラスサムの場に留まること

では、簡単に解説します。

1「広義の投資」

さっきのゼロサムの場で資金を投じる人も入りますし、マイナスサムの場で特別な勝ちパターンを持っている人も入ります。要するに頭を使って、勝つ道筋が見えている人の行為は投資と言えます。

言い換えると運任せで、何も考えずにお金を賭けている人とは違う人達のことですね。ギャンブルでも勝つ人は勝つべくして勝っています。一般的にはギャンブルと見えていても勝つべくして勝つ人の中では「投資行為」と思っていることでしょう。

 

2「狭義の投資」

こちらが先程の説明の続きのプラスサムの世界のことです。参加者皆が儲かる世界。

はい、胡散臭いですねー笑

当然、そんな世界があるのか?と思うでしょう。

しかし、場さえ選べばプラスサムの世界は存在します。その場を見つけて適切に資金を投じることを私は投資と定義しています。

では、「プラスサム」とは、どういう場合のことでしょう?

期待値がプラス・・・ということなので、100円投じたら110円になって返ってくる世界。これはつまり、100円の価値があるものが、110円の価値になったということですので「価値が増す」世界になります。

例えば、現在の「世界経済」はプラスサムです。世界人口が増えている限り基本的には右肩上がりになります。

日本人がだんだんお金持ちになり、人口も増えていた高度成長期の日本の不動産も同じくプラスサムです。

私が買っている株式を発行している企業も年々利益を成長させていて、保有している株の価値は右肩上がりです。

このように、時間的、場所的に限定すればプラスサムの場は存在するのです。

私が株式投資をしている理由もこれが大きな理由。企業が利益を上げ続けられれば株式の価値も上がり続けます。長期目線でじっくり企業の利益成長を待つスタイルが私の株式投資法。

プラスサムの世界にいる限り大きな損するリスクは少なく、利益を上げられる可能性は非常に高くなります。

一般的なイメージの株式投資とは、日々株を売買し、切った張ったの世界と思われているようですが、私の株式投資方法は、株価の値動きの売買で利益を上げようとはしていません。(短期の値動き売買はゼロサムゲームになりますので、トレードスキルが必要になります。)

 

まとめ

 

期待値の考え方は是非理解しましょう。

日々の生活でも役立つ考え方です。厳密な計算をしなくても、投じるお金に対してリターンはどれくらいか?と考えることは有益です。

私は、宝くじの時期になると売り場に長蛇の列が出来ることが本当に信じられません。勿論、ここで書いた期待値を知っていて余興として買う分には良いと思いますが、「庶民の夢を買う」と言われるように結構真剣に毎回買っている人も多そうです。夢というくらいですから、彼らも当然当たる確率が低いことは知っていると思いますが、半分以上国が持って行っているのでそもそもの返金率が非常に低いことまでは知らないでしょう。期待値100にすれば今の倍の当選者が現れます。そこでやっと余興としても面白くなると個人的には思うのですが…今の期待値で宝くじを買うことはお金をドブに捨てる行為であり、酔狂としか思えません。

そして、投資と投機の違いも是非覚えておいて下さい。世間でイメージされる行為は全て投機(ギャンブル)です。

投資とは戦略的で確率の高い行為で決して一か八かのギャンブルではありません。

価値が上がり続けるプラスサムの世界はどこか?とアンテナを張っていると自然と世の中を見る目が変わり、そこに資金を投じると自分にも世間にも利益が生まれます。狭義の投資は自分だけではなく周りも幸せにします。

以上、「金融機関では絶対に教えてくれない本当の金融リテラシー」でした。

ご紹介した4つの考え方をマスターしていれば、その辺の金融機関の営業マンとかよりは全然金融リテラシーが高い人になれます。日々生活していくにも罠にかかりにくくなるでしょう。更に、自分で投資商品の良し悪しも判断出来るはずです。難しい話もあるかもしれませんが、基本は同じですので

では、細かいところについてはまた別の機会に伝えられればと思います。

私が提供している「Money Control Course」では、より詳しく個別具体的にレッスンしていますので、ご興味がありましたら是非!

それではまた

 

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