消費視点しか持たないから「投資」がギャンブルになる

こんにちは、マネートレーナーの寺島です。

今回は、消費から学ぶ金融リテラシーについて。

「投資」というと未だにギャンブルで、危険なイメージを持っている人が多いと思いますが、普段皆さんがしている「消費」と「投資」は時間軸の違いで切り取るだけだけで、ほとんど同じものと言えるんです。

 

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実は「消費」ばかりしているから「投資」が危険になる。

ズバリ、短期的な視点しか持たない人にとってはほぼ全てが「消費」になり、逆に、長期視点を持っている人にとってはほぼ全ては「投資」となります。

ポイントは、「短期視点」か「長期視点」かという違い。

そして、一般的なイメージとは逆に「消費」と「投資」でどちらが安全な行為か?というと実は「投資」の方が安全です。

理由を説明しましょう。

 

「消費」の特徴

「消費」は、手に入れた時が一番価値があり、その後価値が減っていき最後には無くなってしまう行動です。

「お腹が空いたからコンビニで弁当を買った。」

「観光地で記念にご当地お土産を買った」

「セールで安かったから服を大人買いした」

等々

これらの行動は、1年後どれだけ価値を持っているでしょうか?

「消費」の特徴は、短期視点で今の欲を満足させることに焦点が当たっています。これは良い悪いではなく、そのような特徴のある行動だということ。私も場合によっては記念のお土産も思い出として必要だと思います。

 

「投資」の特徴

一方で、「投資」とは長期視点で、価値の上がるものに資金を投じることです。

「消費」とは逆で、買った時点よりも未来において価値が上がることに焦点が当たっています。

「投資」の視点であれば、普段の「消費行動」もその場で無くなってしまうモノにはなり難くなります。

例えば、

「お腹が空いた→健康の為にコンビニ弁当ではなく自炊や栄養バランスを考えた外食の方が良いんじゃないか?」(健康も投資対象です。)

「いくらセールだとしても、その服は長く着ることが出来るか?」という視点が入ってきます。」

「投資」を意識すると今の欲望を満たすのではなく「長期的客観的に価値があるか?」を考える視点が得られます。

良いでしょうか?「投資視点」とは、ギャンブルすることではなく、長期的客観的な価値があるか?を考える視点を持つことです。

 

投資視点を持たないからギャンブルになる

一般的に「投資視点」を持っている人は少数です。

他の大多数の人達の視点は「消費」のみ。つまり、短期視点で生きています。

そうなると、こういう人たちのやる「投資行為」も短期的なものになります。

言葉で言えば、「一攫千金1」「一か八か!」「ギャンブル!」「一発当てる!」このような視点です。

宝くじが買われる理由も分かりますね。

大事なことなのでもう一度言いますが、「消費視点」しか持たないがゆえに、投資もギャンブルになるのです。

 

金融リテラシーの肝は「投資視点」

前回までに「金融機関が絶対に教えてくれない本当の金融リテラシー」という記事を書いてきましたが、その根本的な視点は、「投資視点=長期視点」を持つことです。

端的に言えば、長期的に自分の人生のことやお金のことを考えられれば自然と「投資」的な行動になっていきます。

大多数の人は、今だけの欲に身を任せており、その結果必然的に短期的、消費的な行動になっているように思います。

 

投資行為色々

ここでは「投資」を広い意味で捉えていて、例えば飲み歩く行為などの一見「消費」に見える行為も、「夜の世界を知る」という目的があったり、そこに居る人達と交流するという目的があったりすると「投資」行為になります。

色々な世界を知ることは、芸人の言う芸の肥やし的な意味もあるでしょう。

どちらにせよ、長期的に自分にとって価値があると考えて行う行為は、全て「投資」です。

逆に何も考えずただ楽しいからとか欲望で動くことは消費になってしまい、その場で消えていくものになります。

要は意識の問題という風にも言えるので、貴方も明日から長期視点で考える意識さえ持てば「投資家」と言えるでしょう。

「投資視点」で考えることに違和感がなくなれば、本当にお金を投じる投資も上手くいくはずです。

消費視点のままでは、実際の投資行為も上手くいきません。

如何でしたでしょうか?ご自身の日々の行為は「消費」だったのか「投資」だったのか?と考えるところから始めて頂ければと思います。

この記事で書いたように、私はまず一般の人の「消費視点」を「投資視点」に変えていきたいと思っています。更に学びを深くしたい人はページ下部の「Money Control Course」をチェックして見て下さい。

それでは、また!

 

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