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こんにちは、寺島です。
今回は「ピケティから学ぶ庶民ほど投資をすべき3つの理由」について書いていこうと思います。
これを読めば、あなたは「何故自分は投資をこれまでしてこなかったのだろう?」と思うことでしょう。
では、早速本題に入りましょう。
「投資」「資産運用」というと、よくお金持ちがするものでしょ?と言われたりします。
また、そこまで言わなくとも「まとまったお金がある余裕のある人しか投資なんてできない」と思い込んでいる人は多いことでしょう。
日々の日経平均や株価に関するニュースを見た時の世間の反応も、「株価が上がれば富裕層や会社が儲けるかもしれないが、一般人には恩恵なんてない!」とテンプレを叫ぶ人が毎回出てきます。
このように、まだまだこの日本では「株式投資」のイメージはよくありませんし、一般人がやるものではないという認識が支配的です。
そこで、今回の記事ではお金持ちだけでなく、一般人、庶民も積極的に投資をすべきであるということを説明したいと思います。
理由1 投資は今や誰にでも実行出来る資産形成手段
まず、世間一般で言われいる誤解を一つ解いておきましょう。
「投資」「資産運用」は今や、誰にでも実行可能です。特にまとまったお金も必要ないですし、ましてやお金持ちである必要もない。少額から誰でもいつでも始めることができます。
そして、投資は基本的に時間を味方につけて大きな成果を狙うものなので、人生の早い時期から始めることが肝要になります。
よく言われるように
「投資は余裕資金で」とか「まとまったお金が出来たら投資を始めよう」とかを律儀に守っていたら、実際に投資をする準備が整う頃には60歳、70歳という年齢になってしまいます。(多くの場合退職金が入って初めて投資を始める人が多い)
しかし、これでは遅すぎる。
そして、仕事を引退した後で初めて投資を始めるなんてことは、危険極まりない行為であることも一般的にはあまり知られていません。僕はこのような人には絶対に投資を勧めない。「ほぼ確実に後悔するからやめておいた方が良いです」と言います。
さて、そこでピケティ先生です。
ピケティ先生の主張は「このままでは格差が広がる一方なので資産課税した方がいいですよ」というもので、その根拠として①「r>g」②「相続による資産承継」を挙げています。
①「r>g」
この意味は、経済成長率(g)よりも資本収益率(r)の方が高くなるということを意味しています。
平たく言うと、労働で稼ぐ給与収入の伸びよりも資産運用(投資)によるリターンの伸びの方が高いということです。
これはつまり、資本家はより富み、労働者はいつまでたっても生活が苦しいという、よくあるブルジュワ批判が正しかったというように見えるでしょう。
しかし、伝統的なブルジュワ批判者はそこで思考停止に陥ります。
彼らの結論は「だから資本家を打倒せよ」・・・・ただ、歴史が証明しているようにこれでは何も解決しません。
思い出してください。
今や誰でも投資ができる時代です。
労働収入よりも資本収益の方が高い成長率ならば、自分もそれを利用すれば良い。
そして、これが庶民こそ投資をすべき第一の理由です。
「資本家をただ批判するのではなく、自ら資本家になる」
このように視点の転換をしてみて下さい。
理由2 庶民にとって現実的に逆転を可能にするのは投資だけ
次に、ピケティ先生は②「相続による資産承継」が理由で格差が拡大すると主張しています。
要は、人生のスタートから差が開いており、①「r>g」と相まってその後も差が開いていき、世代を跨いで格差が固定化されるということです。(先進各国の少子化もそれを助長する)
この現象はいずれ起こることではなく、既になっているという点が重要なところ。
スタートの時点で差が開いている状態では逆転がかなり難しいというのがピケティ先生が導き出した結論です。
僕を含めた庶民はこれを知ってどう考えれば良いでしょうか?
生まれた時点で格差が確定している。
辛いですね。
ここで断っておきますが、あくまでピケティ先生が指摘しているのは経済的な点だけです。個人個人の「幸福」はまた別の話。生まれた時点で裕福な人ほど、その後の人生で「幸福」であるということは言っていません。
しかし、資本主義のこの世界で経済的に裕福であるということは大きなアドバンテージになることは否定できません。お金はないよりある方が良い。
ということで、話を戻しましょう。
生まれた時点で格差がある場合、その後の人生で経済的に逆転することは不可能なのでしょうか?
逆転のために考えられる方策は二つ
- 起業をして成功する
- 投資で成功する
です。
1の起業をして成功するのは、実質非常に狭き門です。世間を見渡しても起業をして成功している人はそこまで多くないことは周知の通りでしょう。
また、起業をして成功するにはある程度特別なパーソナリティが必要であることもハードルになります。
強い自尊心や打たれ強いメンタリティ、いい意味の忘れっぽさやポジティブさ、人としての魅力等々、起業で成功するにためのパーソナリティを身につけている人はそこまで多くないでしょう。
その点、次に検討する2の「投資で成功する」では、そこまで強烈なパーソナリティは必要ないことが多いです。いわゆる「普通の人パーソナリティ」でも十分勝算があります。
また、一般的には平均的な運用利回りさえ達成できれば人生においてお金が足りないということはほぼないという点も心強いデータでしょう。
投資は前述の通り、「時間を味方につける」ことが肝要で、それは複利の力を利用することを指します。
複利というのは、わずかな利回り差であっても時間と共に増幅されスタートにおける資産額の多少の差など問題にならないほどの威力を発揮します。
【参考記事】
このように、多くの人にとって現実的に逆転の芽があるのは、2の「投資で成功する」になるでしょう。しかも、その際の成功度合いも常軌を逸したパフォーマンスなど必要なく、常識的なレベルの運用の実行によって達成が可能です。
以上が、庶民こそ投資をすべき第二の理由となります。
理由3 最低でも格差の下へ行くことを防ぐため
最後に、保守的な理由での庶民こそ投資をすべき理由をご説明します。
それはずばり「格差の下へ行くことを防ぐため」です。
庶民が今のまま何もしなければ非常に高い確率で格差の下へ行ってしまう人が多いでしょう。
それは、ピケティ先生が指摘する理由の通りです。
格差は拡大していく。そして、投資をしなければ自動的に下へ行ってしまう・・・これはほぼ確定事項。
ですから、格差の下へ自動的に行ってしまうことを防ぐために今から「投資」をするべきなのです。
何度も言うように平均的な運用利回りさえ達成できれば、今の日本ではほぼ人生においてお金に困ることはないはず。保守的に運用すれば格差の上に行くことまでは難しいにしても、特別格差の下にいく実感はなく人生を送ることができるでしょう。
時間と共に、これらからの時代は誰にとっても「資産運用」「投資」は必須であるというのが誰の目にも明らかになってきます。何もしなければ問答無用で格差の下へ行ってしまう。
今回のコロナ騒ぎを受けてそれは更に加速するように思います。頑張って働いて、貯蓄だけしている人はその価値の目減りに将来苦労するでしょう。
【参考記事】
以上が、ピケティ先生から学ぶ、庶民ほど投資をすべき3つの理由の全てです。
これは脅しでもなんでもありません。ただ、僕は事実を述べました。
これを読んで、どうするか?はあなた次第です。
個人的には「自由に人生を楽しめる人を増やすこと」をミッションとしているので、多くの人が格差の下へ行き人生を楽しめない状態にはなって欲しくないなあと思っています。
まだ投資を始めたことがない人は、まず記事下のe-bookをダウンロードしてみて下さい。そこに投資を始める前に知っておくべき基本的なことが書いてあります。
それでは、また!